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【2015年度売れそうなアーチスト大予測】
 売れるだろうな、いやもう売れてる?

〜500レビューの中からこれからのホープを大予測♬〜 文=大島栄二

 musipl.comのレビューもすでに500を超え、こんなにたくさんのいい音楽があったのかと、やっている側もちょっと驚きなのですが、こんなにたくさんになってくると、やはりどの音楽を聴けば良いのかわからないという雰囲気も漂いつつある昨今です。

 そこで、2015年度『このアーチストが売れる!』大予測をしてみました。当たるかどうかはわかりませんが、勝手に選んでみました。

 とはいっても、売れるかどうかは音楽が良いだけで決まるものでもないので、まず今回は業界的にももう注目が集まってたり、メジャーデビューしちゃったりしている人たちのセレクトです。近日中に『注目集まってないかもしれないけれど、売れて欲しい、聴けばわかるだろ!』という大予測記事も掲載予定です。それでは行ってみましょう!


【Shiggy Jr.】

 2014年1月に紹介したShiggy Jr.。そのポップでキュートな手作り感満載のビデオは特に記憶に残ってます。その後リリースしたシングルではジャケットを江口寿史が担当し、これは何かあるなと思っていたらあれよあれよという間にメジャーデビューが決定。この6月にはデビューシングルがユニバーサルから。昨年後半から今年にかけて最も話題が集中しているバンドなのではないでしょうか。売れる要素しか感じません。うーんスゴいなあ。その昨年のシングルの動画をここでは紹介。レビューで紹介した前作よりもかなり洗練されていて、カッチョよくなってる分だけなんか遠くの人たちになったような気もしないではありません。その辺のところ、どんな感じに変化してメジャーで登場するのかも、これから不安半分ながらも期待したいところです。


 

Shiggy Jr.『LISTEN TO THE MUSIC』

 

   
         
 

【大森靖子】

 2013年12月に紹介した大森靖子。もはや知らない人はいない、え、います? そうですね、まだまだ「おおもりやすこ」って呼んで(本当はせいこ)る人もいっぱいいるようですし。彼女はもともとは小さなライブハウスでギター弾き語りをしていて、詩の過激さやパフォーマンスが話題となったわけです。その後インディーズながら各方面から声がかかり、2014年の夏フェスでは結構あちこちに出演していた模様。フェスでも過激に過激にとベクトルが動いて、歌よりもなによりもその過激さのインパクトが先行して知名度の加速的上昇に貢献していった感がありました。その後エイベックスからメジャーデビュー。彼女のように全部1人でやってきてた中での制約が却って自由さと斬新さを生む結果になってウケてた人が、メジャーの中で制約のかなりの部分が取れ、サウンドのスタッフも動画などのスタッフも増えた時に、果たして本来の武器である自由と斬新がどのくらい結実させられるのかというのはとても興味深いところで、メジャー最初の頃は勝手の中の不自由さにもがいてた感もあったのだけど、新しい遊び場での泳ぎ方にも慣れてきたかなと感じられる昨今です。さて、これからどんな飛躍を遂げてくれるのか、楽しみです。


 

大森靖子『ノスタルジックJ-pop』

 

   
         
 
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続いて、【藤原さくら】【コアラモード】

 
 

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