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1位 |
Elomaticmill
『Satellite』 |
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この感触はなんか記憶にあるぞ、何だろう、何だろうと思ったらジュディマリだったです。声似てるし。初期のジュディマリ(インディー時代は除く)はせいぜいこの程度のシンプルなロックよりなポップで、そういうシンプルなものに心をときめかせたんじゃなかったかと思う。それが今よりも多少ゆったりとした時代の故なのかはもはやよくわからないんだけど、多分今も昔もそのまたずっと昔も、大多数の人が音楽に… (レビュアー:大島栄二) |
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曲とビデオのシンクロぶりがすごくて魅入ってしまう。初期のiTunesには、パソコンで曲を流すと画面でCG的な画面がスクリーン再生されるような機能があって(あれはもう無いのかな?)、初めてそれを見た時はすげえなと思ったけれども、それとは較べものにならないくらい。例えて言うならバーチャファイター1と最近のゲーム(やらないのでタイトル名なんかは不明)くらいの違い。もちろん時代が違って… (レビュアー:大島栄二) |
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3位 |
Crispy Camera Club
『favorite train』 |
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なんだろうこのアメリカーンな雰囲気の郊外はと思ったけれども、これは京都の叡山電車界隈なのですな。場所の特定まではできないけれども、北山杉の植えられている山深くにあるロッジ前で演奏する姿は、もうどうみてもアメリカのレッドウッド国立公園ですかこれって印象。いや、そこはまだ行ったことないんですけども。昨年夏に結成した京都のバンドがこんなに明るくてカラフルでハッピーな曲を軽やかに奏でて… (レビュアー:大島栄二) |
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無邪気に、軽やかにスイングするロックンロールに持ち上げられることは日々、あると思う。そういう意味では、過去に於いて、もしも、L⇔Rからその後の数多くの名義での活躍も知っている人以外にも、現在の彼の拓けた姿やシンプルにバンド・サウンドを追求する中で伸びやかに歌うさまはなおさら、届く気がしてならない。メロディー・メイカーとしてのみならず、博覧強記な音楽的語彙を巧みにステージの向こう側へ… (レビュアー:松浦 達) |
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好きである。日頃から音楽について小難しいことを考えたり書いたりするのだが、音楽はその文字の通りに楽しめばいいだけのことであって、小難しい思想や哲学は必ずしも必要ではない。というか、無用だ。THE NUGGETSのボーカル工藤わたるがどこかの個人経営居酒屋で大盛上がりの中歌いまくるこのMV、楽しい。ビデオも楽しいし、曲も楽しい。とにかく愉快。これだけ見れば単なる能天気バンドのようにも… (レビュアー:大島栄二) |
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ニアフレンズというバンドの「笑って笑って」という曲の歌詞はとにかくネガティブな言葉のオンパレードで、聴いていて「この子たちは本当にこんなにもネガティブな人生を送っているのだろうか」と心配になってくるけれども、このアップテンポな曲を聴いていると、心の底からネガティブなことを考えてはいないんじゃないかとさえ思えてくる。ネタとして歌っているんじゃないかと。昔のダークネスソングは… (レビュアー:大島栄二) |
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独特の歌い方が耳に残る。沖縄出身のシンガーには時々見かけるこの節回しだなと思ったら、なんと札幌のバンド。それを知っただけでなんか不思議に思うのだが、そう思うこと自体がもう偏見なんだし、どこに生まれ育っても、どんな表現をしたっていいわけだし、そもそも自分が出身地によって何かを規定されているのかというとそんなこともないわけで。ネットで世界の裏側までも一瞬でつながるような時代に何を感じてるんだ… (レビュアー:大島栄二) |
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メガネボーカル西沢くんが真摯なまなざしでカメラを見据えるそのショットに、僕は平成の大江千里というキャッチフレーズを付けそうになる。黒ブチのセルフレームが流行するのは一定のサイクルで繰り返されるのか、大江千里が登場した昭和最後の頃というのはDr.スランプのアラレちゃんが大人気だった時代で、セルフレームが流行していたことは事実だけれども、それでも大江千里のメガネ顔がポップミュージックの… (レビュアー:大島栄二) |
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今年明けてほぼすぐにこのMVが発表されてから、何かの折、観たくなってしまう。このバンドそのものが持つ絶妙な肩の力の抜け具合がフィットしたというのと、現代版の小田実『何でも見てやろう』な質感が映像内に圧縮されているような、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、トルコ、タイ、カンボジア、台湾など世界8ヶ国の紀行の断片群に、中途の舞踏場面や雪で戯れるシーンまでの温度差がのびやかで… (レビュアー:松浦 達) |
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焦点を絞るというのは意外に難しい。バンドメンバーが4人いれば4つの個性も価値観も自己主張もあるわけで、それを交通整理して誰かの欲求を抑えてまで誰かを前に前にと押し出すよりは、1/4ずつの想いをちょっとずつ小出しに民主的に作品を作った方が楽だし楽しい。だがそれはスタジオの中だけの身内にとっての楽であって、音楽を共有するはずの聴衆にとっての楽しさではない… (レビュアー:大島栄二) |
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次点 |
藤岡みなみ&ザ・モローンズ
『どうすりゃいいぜ』 |
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軽くて簡単に聴き流せるのに、主人公の気持ちや立ち位置がジワリジワリと、スルスルと心の中に忍び寄ってくる。それなのに聴き終わったあとのこの爽快な後味は一体なんだろうか。これこそポップミュージックの真骨頂だと思うし、こういうのをもっともっとやってくれたらいいのになあと普通に思う。昨年夏くらいからHPの情報もTwitterの更新もほぼ止まっていて、ブログでのタレント活動プラスアルファ的な情報は… (レビュアー:大島栄二) |
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1位 Elomaticmill『Satellite』:3月ぶっちぎりのアクセストップ。バンドとしての活動がほぼ停止していて、彼らのTwitterアカウントでも特に触れられた形跡もなく、ここまでアクセスされるとは一体なんなんでしょうととっても不思議なんですが、彼らの活動を惜しむファンが地道にアクセスしてくれているのでしょうか活動すればいいのにねと思うのですが、まあそれぞれの事情はあるのでしょう。
2位 中塚武『JAPANESE BOY』:musiplの中では割と珍しいタイプの曲調でしたが、動画がカラフルで楽しくて、その部分だけでも見てもらいたかったし、そのカラフルな映像とシンクロする楽曲も聴いていて気持ちをカラフルにさせてくれるので、アクセス多くて良かったです。中塚さん自身にもリツイートしてもらったりして、それもアクセス増加に大きな力になったようです。
3位 Crispy Camera Club『favorite train』:京都の山奥にアメリカーンな光景を見て、そして楽曲がナチュラルなホンワカさを醸し出していて、見ていて聴いていて幸せになれるMVだなあとホントに思います。
5位 THE NUGGETS『俺のおごりだ!』/:これもmusiplの中では珍しい種類の曲だなあと思うのですが、こういう音楽の原点のようなバンドが今もこうして自分のカラーを大切にしてはじけようとしているのが、とってもイイなあと思いました。もちろんカラーを大切にというのはそれだけで十分ということではなくて、その上に彼らの音楽表現のシンプルでありつつも巧みな技が垣間見えて、このバンドはタダモノじゃないなあと感じました。これからが注目です。
9位 MONO NO AWARE『井戸育ち』/:僕自身は松浦さんのレビューで初めて知ったこのMONO NO AWARE、いろいろなメディアでも少しずつ取り上げられているようです。いいバンドはmusiplだけじゃなく、いろいろなところでもチェックされていって、多くの人に知られていくといいなと思います。もちろん、musiplも他のメディアに負けないよう、まだまだまったく知られていない音楽を発掘していきたいなあ。頑張ります。
今年は暖かくなるのが例年よりも少し遅かったみたいで、ここ京都でも3月中に桜が満開になることはありませんでした。でも、4月の声が聞こえて、ちょっとずつ蕾の先がピンクになり、もうこの週末には咲き始めるのではないでしょうか。みなさんの地域ではどうですか?早く春本番になるといいですね。でもその先には暑い夏が…。まあそんな先のことはとりあえず考えないようにしましょうかねえ。
(大島栄二) |
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