アルコサイト『東京』
ノンブラリ『凪』
ケイスケさんのお洋服ズ
『おせんちとーきょー』
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またわけのわからない名前のバンドがいるもんだなあと思って眺めてたら、これ、おかありなじゃないですか。そう、
おかありな
といえば
昨年の年間アクセスランキングの1位と2位を独占した人気者
。他ではどうか知らないけれど、musiplではめっちゃ人気者のシンガーソングライター。三重県名張から東京に進出して音楽の成功を目指して頑張ってる人と思ったら、何でしょうかこれは。いや、良いんですけどね、何をやろうと。自由です、アーチストの100%自由なことです。しかも、わけのわからないバンド名だし、HPはトップ画像だけしか無いし。情報がまったくわかりません。公式Twitterがあって、情報はそちらからというのが今どきっぽいですな。自由です。そこで告知されてたライブの共演者がいずれもまた奇天烈な名前のバンドばっかり。例えば7月12日のヘブンズドアの共演者は【なんちゃらアイドル／危険物品／税金５％／ケイスケさんのお洋服ズ／全然大丈夫】って、全然大丈夫ちゃうわ！ これまでのバンド名という概念はもう完全に崩壊しています。
でも、本当に自由で楽しそう。オーソドックスなバンド名をつけてみたところでどうせ過去に誰かやってたのと同じになりそうだし。わけのわからない新感覚バンド名をつけた方が、今の時代に合ってるのかもしれません。自分の意思なんて無い新生児に一生背負わなきゃならないキラキラネームをつけるのとは違って、自分の意思もあるそこそこの大人が自分のバンドの名前を奇天烈にしても誰にも文句言われる筋合いじゃないし、その名前のせいで行き詰まったら、改名しても解散してもOKなんだから。もうね、自由にしてください。
そんでもってこのMV。メンバーの3人が楽器を弾きながらどこかの街を歩いていくというカットが続く。それがもうとにかく楽しそうで、笑顔に溢れてて、曲がとか歌がとか関係なく、見てるだけで幸せな気分になれます。おかありなはもうソロで活動するより、このバンドでがっつりと頑張っていけば良いんじゃないでしょうか。そのくらいハッピー満点な楽曲だと思います。まあ、どの形態で活動しろとか外野がとやかく言うことじゃなくて、彼女の自由なんですけどね。
(2019.8.10)
(レビュアー：大島栄二)
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