Death From Above1979が数字部分を除いた名義になった。活動スタート時のものに戻した、ということらしい。ファンの皆さん共通の通称かどうかは知らないが、個人的には「デスアバ」と呼んでいたので、この改名に何の支障もなかったことを報告したい。改名といえば「サンプラザ中野くん」の「くん」部分や「藤岡弘、」の読点などの例が思い浮かぶ。そこには、たぶん本人しかわからない何かしらの意図があるはずだ。心機一転、という心意気もあるかもしれない。だが、改名によって活動内容が劇的に変わるわけではなく、このデスアバも、なんか知らないけど急にゴスペル風になった、なんてことはない。それは改名後初となる新曲を聴いてもらえばおわかりいただけるだろう。実験的なところとポップなところ、そのバランスを崩さない、実にダンサブルな一曲となっている。3年ぶり3作目となるアルバムも楽しみだし、「数字」を取ってすっきりした彼らの今後の活動にも期待したい。