UKO『Signal』
SUPER BEAVER『ありがとう』
Punch Brothers
『Familiarity』
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これまでジャケ買いという行為をどこか信用し切れていなかった。そんな私がマグリットの「恋人たち」のジャケットに惹かれて手にしたのが、Punch Brothersの「燐光ブルース」(すごい邦題!)である。国内盤が最近発売されたため、店頭で目にする機会があったというわけだ。中身を知らずに聴いてみると、1曲目からマンドリンの流暢な響きに、はっとさせられる。ポップなメロディを基調としながらも、次から次へとダイナミックに展開していく構成も見事で、終始飽きることなく引き込まれ続けてしまう。抑制が利いているようで非常に劇的、感情的な曲だ。というわけで、速攻でファンになった。どうやら8月には来日公演もあったらしい。ああ、生で見たかった……。もっと早く知っておけば、と思わずにはいられないが、同時にすてきな出会いを与えてくれたマグリットにも感謝。ありがとな。って何目線で言っているのかわからないが、現金な私は、今やジャケ買い大肯定派だ。
(2016.9.7)
(レビュアー:夜鍋太郎)
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