ふらり・ね『ほどほどに Hold on me』
コシュニエ『ペリカン号でどこまでも』
The Strokes
『Threat of Joy』
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デビュー時、彼らの曲は「古くて新しい」と感じられた。その衝撃こそがロックンロール・リバイバルブームの肝だった。15年近く経った今、この新曲に対して「古くて新しくて古い」というねじくれた受け止め方をしかねないのだが、往年のファンはどう捉えるのだろうか。まずはソロ活動を並行させつつも、バンドが存続することを喜んでいるはず。その上で、「懐かしさ」を新鮮に楽しめる要素も充分にある、と個人的には思う。ひねくれた見方をしてしまうのは、ロックンロールが古臭くなった時代のせいなのか、彼らのせいなのか。あるいは私たちファンのせいなのか。私には、その答えを出すことも、正当な評価を下すこともできない。ただ、この度、配信のみでリリースされたEPのタイトルは「Future Present Past」。彼らの精神はやはり「古くて新しい」にあるのかもしれない。その一貫した姿勢こそが一番の魅力なのだ。The Strokesの「現在」も大好きだ、と私は素直に大声で叫びたい。
(2016.7.20)
(レビュアー:夜鍋太郎)
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