野宮真貴『スウィート・ソウル・レヴュー(盆踊りVersion)』
The Strokes『Threat of Joy』
ふらり・ね
『ほどほどに Hold on me』
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なんともキュートでなんともほのぼの。好き。メロディのやわらかさも、詞の自然体加減も、ひとつひとつの音の穏やかさも。でもなんといっても2人が嬉しそうに、そして肩の力が抜けた感じで呼吸するように演奏しているのがなんとも心地良い。このユニットは男女ツインだし、歌の内容もおじさんおばさんカップルの歌だが、たとえカップルでなくともこの歌は心地良いだろう。昔がどうだったとか、今はどうだとか、加齢による変化はある意味残酷なものだけれど、それを残酷だと深刻になることなく、ありのままを素で受け止めて笑っていれば幸せだと普通に感じられる。そういうのが、なんかいいなと思わせてくれる。とてもいい。歌っている2人が演奏終了時に2人して「いいねえ」と言い合っている。そのナチュラルな自信がとてもいい。音楽って音を楽しむって書くんだよねということを再認識させてくれる、そんな歌だと思う。
(2016.7.19)
(レビュアー:大島栄二)
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