Manic Street Preachers『Faster』
Ezra Furman『Restless Year』
はいからはくち
『明日はこない』
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バンドのことをロックだと便宜的に呼ぶことは多いが、じゃあすべてのロックバンドがロックなのかというとそうではない。スタイルのロックと”ロック”とは明らかに違う基準によって評価されるものであって、だからロックなポップバンドもあれば、ロックではないロックバンドも存在する。そういった区分けや違いの説明を言葉でやろうとしてもいつも虚しく終わるのだが、そう、そういうことは聴けばわかるのだ。つまらない音楽と少しだけマシな音楽の違いは懸命に説明してナンボかわかってもらえることも時々あるが、本当にステキな音楽のことは、聴けばわかる。ある日無名のロックバンドが一夜明けたら突然スターになってしまうというのは、結局はそこに誰もが感じられるホンモノが存在しているからであって、それ以上でもそれ以下でもないのだろう。このはいからはくちという20代前半のボーカリストを擁したバンドはとてもカッコよく、中でも一番好きな曲を紹介したいと思うのだが、YouTubeの中には存在していない。とてももったいないなあとは思うし仕方の無いことだが、じゃあ他の曲ではダメなのかというとそんなことはないのだ。その1曲以外は全部ダメというのであれば、それはやはり偽ロックでしかない。そんなわけで、この1曲を今回は紹介することにする。カッコいいぞ、はいからはくち。
(※2018.1.31時点で動画が削除されているのを確認しました。レビュー文面のみ残しておきます)
(2015.7.14)
(レビュアー:大島栄二)
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