Mr.Children『足音 〜 Be Strong』 Next Plus Songかけらライオ『Shooting Star』

Turntable Films
『Misleading Interpretations』

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 ひねくれていると思う。耳に響いてくるのは英語詞のポップなサウンドと歌。だが、何かがひねくれている。京都市内御池通から御幸町通へとワンカットで撮影されるビデオもユニークにひねくれている。普通にポップなどいうのは恥ずかしいのだろうか、京都にはこういういい意味のひねくれたバンドがとても多いように感じる。それが、英語で歌いながらも日本どころか京都っぽいテイスト、テイストというよりも土着な染みのようななにかを感じさせてくれるのだ。京都を代表するバンドといえば今はくるりだろうが、くるりも持っているひねくれた何かのようなものは、別に受け継ごうという意思など多分無いのに、むしろ受け継ぐなんてアホくさと思っているはずなのに、ちゃんと受け継いでしまっているという意味で、なにか京都という土地が持っているDNAのような何かがあるような気がしてならない。そんなもんあってもなくてもどっちでもいいはずのようなのに、多分絶対にあるのである。こういう曲をバンドを見てしまうと、あらためてそういう染みのような文化というものを、再認識せざるを得ないのだ。
(2015.6.8) (レビュアー:大島栄二)
 


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