HIP HOPってコワモテのお兄さんが愛や友情や正義を心の底から一方的に訴えているって印象がどうにも強いんですけど、よくよく考えてみたら渋谷系なんて言葉が流行っていた頃にはもっとカルチャーなテイストのHIP HOPが沢山あったなあと、そんなことを思い出しました。彼らの他の曲を聴いてみると特にHIP HOPにこだわっているという訳でもなさそうですが、この曲のゆるフワHIP HOPがすごく好きだなあと個人的に思います。歌われている世界もゆるフワというか、「何だってこの街はこんなにもこの僕を放っておくんだろう?でもなんだか温かい気持ち。もはや歓迎されている気さえします」「いつもきれいなブルーの光が僕らの未来設計図のよう/イエローのまぶしい明滅でこれから先の道を照らそう」という歌詞が象徴しているように、東京という都会が見せる根拠の無い漠然とした希望をソフトに歌っていて、とても面白いです。それにしてもバンド名もタイトルも長過ぎじゃないですかね?