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昨日、訃報が流れる。インディーの頃からなかなかかっちょいいビデオを公開しては話題、ポップでキュートな音楽を提供していたふぇのたすが、この3月にメジャーデビューを果たしてこれからというところでメンバーの1人が急死。急性心不全だったらしい。ベテランの往年の大スターの訃報も悲しいが、若くてこれからという人の急逝の悲しみはそれとは比較にならない。昨年12月のこのライブ動画が公開されたのが… (レビュアー:大島栄二) |
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オシャレな音楽ってなんだろうといつも思う。力を入れていることを表に見せずに爽やかに笑っているような何か。そんなものだと思ってみたりする。だが湖面に浮かぶように優雅に見える水鳥も、結局は水の中で足を掻いている。シンクロナイズドスイミングがいくら優雅に見えても恐ろしいほどの体力を消耗する競技であるのも同じことで。その音楽のオシャレに映る部分を力を入れていることとしてみていたとしても… (レビュアー:大島栄二) |
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ストリートミュージシャンは基本的に嫌いである。多くの場合逃げだから。いやいや、寒い中暑い中警官に脅されながら歌うのは結構大変ですよ何言ってるんですかあなたはという声が聞こえてきそうだ。そんなことは十分に判っている。おそらく誰よりも解っているひとの1人だという自信がある。だからこそ、逃げてストリートに行き着いたミュージシャンのことが嫌いなのだ。ライブハウスはチケットがあるから… (レビュアー:大島栄二) |
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“Language”といえば「夏の夕暮れ」「郷愁」「海辺」「メランコリック」「チルアウト」しかし、この曲はこれまでのLanguageを知る人にはお分かりだと思うのですが、アナログ・シンセとリズムマシンの音色が今までになかったのと、なんと言ってもボーカル KAORIちゃんの新境地です。KAORIちゃんといえば、伸びやかでパワーのあるソウルフルな歌姫というイメージなのですが、この「Silencia」を聴いて… (レビュアー:本田みちよ) |
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スポーツ中継の動画だと勘違いなされないように、と先にお断りをしておきたい。続きをお待ちいただければ、ちゃんと曲が始まる。いや、テニス(らしきもの)も始まるのだが、まずはこのファンクなノリを楽しんで欲しい。自然と身体を揺すってしまいそうなゴージャスな曲……いや、テニスらしきものについても触れずにいられないのだが、そのラケットの振り方はさすがにないだろう。手打ち感、丸出しじゃないか… (レビュアー:夜鍋太郎) |
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「あたしの好きな音楽はライブハウスでしか聞けない。君の好きな音楽はいつもテレビで流れてるね♪」って、ちょっと前なら青春パンクバンドがギャンギャンのギターで怒鳴って唄うテーマだった気がしたけど、パンクだったらひがみ節で終わったかも?今や、どんなマニアックな分野にもカワイイが大躍進してて、カワイイの超越力はポジティブだ。 最後のしめが、君とライブに行き帰りはスキップって… (レビュアー:北沢東京) |
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2012年に活動拠点を大阪から東京に移した彼女たちが2014年にリリースしたのがこの「東京」という歌。この2年という期間が作り出す望郷の気持ちがよく描かれていると心底思う。それは2年居ることで見知らぬ街から自分の街に変わりかけた、そんな心境。しかし心のどこかでいつまでも他所者であるという意識は拭えないでいるような、そんな心境。僕も26年暮らしたのに、人生で一番暮らした場所なのに… (レビュアー:大島栄二) |
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人を好きになるというのは観察するということである。観察して、他の誰かとは違う何かを発見してはその唯一の特徴形状が愛おしくなる。その結果、好きになっていく。だから、好きの反対語は嫌いではなく、無関心だ。観察して好きになって、普通だったら嫌いになるだろう特徴も何故だか気に入ってしまう。恋は盲目という所以だ。歌の中の主人公はそうして観察している「君」がみんなの人気者であることが自慢だという… (レビュアー:大島栄二) |
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9位 |
およそ3
『What A Wonderful Life』 |
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メッセージソングなんてもう古いと思っていた。でも、それは間違っていた。絶えず向上しようという拡大思考が現代の限界に直面すれば、前進を止めて現状に留まるスローライフこそ肯定されて、そこに前向きなメッセージなど要らないのだと思っていた。でも、それは間違っていた。生きるということはそれそのものが前進であって、現状がどうあろうと、前に進むということは善であり、勇気である… (レビュアー:大島栄二) |
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コワい。いや、カッコいい。このシャウトの仕方が、本当にシャウトというか、吠えているというか、悪態をついているというか、かなり独特で耳からなかなか離れてくれそうもない。これだけ吠えまくりなのにしっかりと音楽になっていて、とても面白い。ロックバンドの人は楽譜なんて読めなくて当たり前とか、いやいや楽譜も読めなくて音楽が出来るかとか、もはやそんな論争など意味不明なくらいに… (レビュアー:大島栄二) |
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MOON BOUNCE (Corey Regensburg)さんは、NY出身でフィラデルフィア在住、BANDCAMPで曲が買えるとか、ジェイムス・ブレイクとよく比較されてはるよ・・・ぐらいしか知らないのですが、今月は「FOOL」を聴いた瞬間に「結婚するならこの人だ!」ばりに「今月のレビューはこれだ!」と思いました(笑)確か先月のLOVESKILLSの時も同じことを思いましたが。。。笑それはさておき、「FOOL」の後半を… (レビュアー:本田みちよ) |
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1位 ふぇのたす『ありがたす』:2位を圧倒的に引き離したアクセス1位。でも、訃報に絡んだレビューだったので注目が集まったわけで、嬉しくありません。やっぱり生きていてこれからのミュージシャンが注目されるべきだし、注目していかなくちゃいけないなと思いました。もちろん彼らもメンバーの1人が亡くなったからといって解散するわけでもなく、新たなスタートに向けて調整中だとか。頑張ってもらいたいものです。
2位chocolatre『メアリー』:動画自体数年前のもので、リリースもここ最近はやっていない彼らのキュートな曲がランクイン。リリースは無くとも活動はちゃんと続行中で、レビューと同時に検索してSNSでリツイートなど積極的に拡散させていて、エラいなと思いました。また新作も出して欲しいものです。
3位ポジティブ米『ストリートミュージック』:東北のストリートシンガーが3位にランクイン。その後彼からデモを送ってもらったところ、これが壮絶。いやあ、スゴいです。歌う以外のことはすべて捨てたかのような生き様もステキだと思います。本人は大変でしょうけれども。頑張って欲しいです。
4位Language『Silencia』:本田さん紹介のLanguageが4位に。音楽を作る現場を垣間見られる動画は興味深いですね。僕の奥さんも、この音楽カッコいいわ〜と聴き惚れていました。オシャレなサウンドだと思います。
5位Tuxedo『Number One』:夜鍋さん紹介のタキシードが5位に。これもLanguageとは違った種類のオシャレな曲。あちらがストイックなオシャレだとすれば、こちらはラテン系なオシャレ。ええ、何の根拠も無い印象だけの独断ですけれども。そしてこういうラテン系のオシャレって、日本ではちょっと忘れられがちなんじゃないかって気がしています。
6位コレサワ『君のバンド』:かわいいビデオは彼らのキャラクター展開とも関連あるのか、HPでも動くクマの画像がみられます。この歌で出てくる男女の価値感の違いがとても面白く、同じ時代に同じ光景を眺めていても見えている世界はまったく違うものなのでしょう。そしてそういう違いがあるということを、解っている側と解ってない側があるのでしょう。絶望的な気分が生まれる瞬間ですね。
9位およそ3『What A Wonderful Life』:大好きな曲ですよ、個人的に。もっともっと上位にランクインして欲しいなと思ってたんですけどね、なかなかそうは思う通りにはいかないものですね。でも、このアクセスランクページを作りながらあらためて聴いてもやっぱり好き。皆さんにもあらためて聴いてもらいたいと思います。
10位ケリーマフ『イカサマ』:昨年7月から連続ランクインを続けているケリーマフ、5月は10位とギリギリでした。あと1ヶ月で1年間連続ランクインなので、頑張ってもらいたいところです。いや、誰かが頑張るというものでもないのかもしれませんけれども。
5月が終わるといきなり暑くなった印象ですが、これも梅雨でまた涼しくなったりするんでしょうか。涼しくなるといいなあと、切に願っております。
(大島栄二) |
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