LINEで送る

The Watanabes
『僕らはサンデーアフタヌーンバンドだよ!』

  〜外国人のバンドが日本語の名前をバンド名にした理由〜 インタビュー=大島栄二

 musiplレーベル第1弾アーチストとして11月17日にアルバムをリリースすることになったThe Watanabes。イギリス人兄弟によるフォークポップユニットの彼ら。その特異なスタンスで活動を続ける姿はまさにmusiplレーベルの第1弾アーチストとして相応しいバンドだ。彼らに音楽への想いを聞いてみた。


【The Watanabesについて】

Musipl(以下M):はじめまして。バンドとメンバーそれぞれの自己紹介をお願いします。

ダンカン(以下Watanabe-D):はじめまして。僕らThe Watanabesです。イギリス人のワルシュ兄弟、ダンカンとセルウィンでフォークポップの音楽をやっています。2005年に結成しました。何度かのメンバーチェンジを経ましたが、2013年からはサトウアユミ(B)とヤマダトモユキ(Dr)をサポートミュージシャンに迎えて活動しています。また、スコットランド人のディビッドにプロデュースをしてもらっています。

 

(The Watanabes - Yuriko Yuriko)

 

M:バンドを結成したきっかけはなんですか?

Watanabe-D:セルウィンと僕は10代の頃から一緒に曲を書いてました。2003年にセルウィンは英語教師として日本にやってきて、日本が大好きになって、それで僕にも来いよと誘ってくれて。日本は僕たちがバンド活動をやるには最高の場所だって思ったんです。1年後に僕も日本にやってきて、愛媛の小さな学校で最初の仕事を見つけました。そこでも自由時間はほとんど曲作りとレコーディングをしてました。1年ほどして、気が合うミュージシャンと出会って、それでThe Watanabesを作ったんです。セルウィンに教えたら参加したって言い出して。そのとき彼は群馬に住んでいたんですけど、ライブをするために夜行バスで愛媛に駆けつけてました!

M:これまでのバンドの歴史を教えてください。

セルウィン(以下Watanabe-S):2006年にフジロックにチャレンジして、Rookie A Go GoのステージにBawdiesやavengers in sci-fiたちと並んでステージに上がったんです。とても刺激的で影響を受けて、僕らは2人とも東京に引越したんです。2007年のことですね。そこからデビューアルバムを作り始めたんです。最初のアルバムを2009年にBabyBoomレコードからリリース。それがスコットランド人プロデューサーのディビッドの目にとまって、彼が「一緒にレコードを作ろう」と言った時には、そのチャンスに飛びつきましたよ。それ以来彼は僕らのプロデュースをしてくれているんです。

 

(The Watanabes - Love Princess)

 

M:日本はどんな国ですか?

Watanabe-D:日本は本当に美しくて平和な国だし、日本人はみんな優しいし優しい。ここにいられるのが本当に幸せだと思います。

M:日本で音楽をやってるのって、どうですか?

Watanabe-D:イギリスの2人兄弟が英語で歌ってて、日本のバンドとはちょっと違った特徴が出せるから、それは僕らにとってはアドバンテージだと思いますね。

M:日本についての印象、感じていることを教えてください。

Watanabe-D:すごく綺麗で安全な国で、そしてみんな親切で正直な人たちと感じます。もちろん僕らは家族に会いにイギリスに帰るのが楽しみですよ。でも成田に戻ってきた時はいつもエキサイティングな気持ちを覚えます。この美しい国で何年も幸せに過ごせて、とても幸運だと思うんですよ。


【The Watanabesというバンド名の理由】

 
 

    記事トップへ戻る

  ARTIST INFOMATION →