【The Watanabesというバンド名の理由】
M:The Watanabesというバンド名はとてもユニークなんですが、なぜこういうバンド名にしたのですか?
Watanabe-D:それにはいくつか理由があります。僕らの最初のベーシストだったAshはバンドを始めた時に村上春樹の「ノルウェイの森」を読んでて、その中に出てくる「ワタナベトオル」という登場人物が大好きだったんです。それで「The Watanabesというバンド名にしよう!」と提案してきました。当時住んでた愛媛には渡辺という知り合いもたくさんいたし、それに僕がThe Smithsの大ファンだったので、これはとても良い名前だと思いました。僕らは全員外国人で、それなのに日本の名字をバンド名にしたのは、日本の人たちへのリスペクトの意味もあったんです。
M:The Watanabesという名前について、友だちやファンに言われたことで、面白いエピソードはありますか?
Watanabe-S:初めて僕らをみた人はほとんど全員「で、どっちが渡辺なんだい?」と聞いてきますよw。どっちも渡辺じゃないのは見ればわかると思うんですけどね。
M:The Watanabesというバンド名で得したことはありますか?
Watanabe-D:このバンド名でいいことは、すぐに覚えてもらえることと、ググればすぐに出てくることです。でも良いことばかりじゃないですよ。
M:悪いこともある?
Watanabe-D:ありましたね。イギリスのラジオDJがどう発音していいのかわからないんです。残念なことに彼らはいつも「ワタナビーズ!」って僕らを呼ぶんですよ、最悪でしょうw?
(The Watanabes perform live for BBC Radio Norfolk)
M:自分たちの生まれ故郷について、教えてください。
Watanabe-S:僕らはイギリスの小さな田舎の村からやってきました。その村にはたった200人しか住んでいなくて、木と畑と家畜に囲まれた村。小さな田舎道を通ってしか行くことはできません。そこで出来ることは限られてて、だから僕らは曲を作ったり絵を描いてばかりしてたんですよ。
M:子供の頃からどんな音楽を聴いてきましたか?どんな影響を受けましたか?
Watanabe-D:子供の頃、お父さんとお母さんはいつもサイモン&ガーファンクルを聞いてて、それは僕らにも影響してます。その結果僕らは60年代のバンドに興味を持つことになったんです。ビートルズとかアメリカとか。10代の頃にはスミスやモリッシーをよく聴いてました。
Watanabe-S:僕はデビッドボウイの大ファンなんです。
(America - Horse With No Name)
(The Smiths - What Difference Does It Make?)
(Morrissey - There Is a Light That Never Goes Out)
(David Bowie - Modern Love)
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