CHERRY NADE 169『パステル』
およそ3『およそ3から大事なお知らせ』
Spice Girls
『Who Do You Think You Are』
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スパイスガールズが再結成でイギリス国内ツアーを実施中。本日6月15日が最終公演で、ポッシュ・スパイス(ヴィクトリア・ベッカムのこと)は不参加ながらも、大成功を収めているという。大成功を受けてワールドツアーの話も持ち上がっているとか。いやあ、見たいよな。見たいか? よく考えたらそんなに見たくない。まあ2000年ごろでさえそんなに見たいと思わなかった僕が今見たいか見たくないかというのはほとんど意味がなくて、現実にイギリス国内ツアーでスタジアム規模のライブを13公演も行なって、ちゃんと客が来ているという事実こそが重要なのだ。例えば昨年引退した安室ちゃんが数年後に再結成(?)ライブツアーを企画したら、日本国内の公演はやはりスタジアム規模になるだろうし、だからそんな感じなのではないだろうかと想像する。もちろん僕自身はデビュー当時も昨年の引退公演でも、見たいかどうかと聞かれたら、そんなに見たいわけじゃなかったし、それを日本国民の総意のようにいうのは完全な間違いだと思うし。
それでもまあ、ヴィクトリア・ベッカムが参加しないスパイスガールズってどうなんとはやはり思う。仮に氷室以外の3人が集まってBOOWYツアーとかやったらどうだろうか。それでも客はそこそこ集まるだろうとは思うし、場合によってはスタジアム規模でライブできるかもしれない。ボーカルは誰だろう、やはりコンプレックスで一緒だった吉川晃司か。彼がやるかどうかは知らんけど、それに氷室以外の3人がやるかどうかも知らんけど、仮に本人たちがそういう決断をした時に、ファンはどう感じるのかということで、それが、5人揃わないスパイスガールズに対して、それはダメだよと思うファンもいるだろうし、それでもOKだ、自分は見たいというファンもいるだろうし。それが半々だったとしても、その半分のファンだけでイギリスのスタジアム規模13公演を成功させているというのが、スパイスガールズの底力なのだろう。この動画は24日に行なわれたダブリンでの初日のもの。カメラではステージがけっこう遠くに見えているけれど、実際はアリーナのかなり前の方で、メンバーが歩いてくる花道(?)からは最前列。楽しかっただろうなあ。ビデオとか撮ってないで自分の目で見ればいいのに。しかしながら海外のコンサートは昨今スマホで撮るのはあたりまえに許可されてて、それがインスタとかSNSで拡散され、さらに話題になって盛上がって。肖像権がといって権利を守ることで得られることと、オープンにして話題が盛上がることと、一体どっちがいいのかという問題で、誰も完全な正解なんて持ってないけれど、音源がCD販売からダウンロード販売になり、そして聞き放題サブスクリプションサービスに移行いている現在では、もはや答えは出てしまってるのかもしれないという気がします。美術館でも海外では作品撮影OKのところがほとんどだし、日本も早くそうなってくれないかなあと、そんなことを思います。スパイスガールズの話からは完全に逸れましたね。すみませんすみません。
(2019.6.15)
(レビュアー:大島栄二)
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