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Part-Time Friends
『Born to Try』

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 まさに、好感度大、と言える曲だ。軽快な音が淡々と流れていく。ほどほどの距離感で重なり合う男女の歌声。何よりMVがちっともキラキラしていないのが、いい。二人のぱっとしなさが、いい。俺でも幸せになっていいんだ、的な、ある種の安心感を抱かせてくれる。ああ、いい天気だな、と朝起きて感じるような、ポジティブさというか。多幸感という言葉があるが、そこまで行き切っていない、ほどよく快適な感覚。彼らのことはよく知らなかったが、一発で好感を抱いてしまう。だいたいさあ、売れっ子アーティストのMVって、美男美女がいちゃいちゃしてたりさあ、私たちの手が届きそうにない感じのやつ、多くない? 共感できなくない? 思わず、ただの妬み嫉みを垂れ流してしまった。この卑近さをごまかすべく、大げさな物言いで締めるが、人間の幸せとは何か、それを問いかけるのが彼らの曲(MV)である。はっ! 思った以上に大げさすぎて、私は今、猛烈に恥ずかしい。
(2018.8.29) (レビュアー:夜鍋太郎)
 


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