千葉県警察音楽隊『刑事ドラマ テーマ集』 Next Plus SongAna Claudia Lomelino『Conchinha』

w-inds.
『We Don't Need To Talk Anymore』

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 w-inds.のことなんてずいぶん見てなかったなあと思ってたけど、みんな大人になっちゃってて。流行ってた頃に較べるとみんな顔が縦に長くなっちゃってて。うん、子供から大人に身体も成長したということですよね多分。そんなw-inds.の曲を超久々に見て聴いて、なんという変化というか進化というか、日本の一般的音楽ファンなんて最初から相手にしてないよねとでもいわんばかりのテイストに驚く。いや、日本でも着実にチャートに入っているわけで、日本の音楽ファンに支えられているのは間違いない事実だけれども、じゃあこの曲調をアレンジを日本の普通の音楽リスナーが好んで受け容れるのかというと、それは信じがたい。2004年頃から海外進出を活発に行なうようになり、アジアを中心とした人気を博しているとのこと。国によって流行も違うのだろうから一概に日本対それ以外のアジアというような構図をイメージしても短絡に過ぎるのだろうが、明らかに日本以外のアジアをターゲットとした表現を意識的にしているというのはよくわかる。かつて韓流グループが人気を博した頃によく言われてたのが、韓国では国内マーケットだけでは音楽ビジネスが成立しないので国外を視野に入れた作品作りをするし、活動も国外にどんどん出ていくという話。一方の日本は国内でビジネスが成立するから日本国内向けだけに特化していくということだったが、こうして国外マーケットを意識した活動を目にすると、なるほどそういう動きもそろそろ必要になってきているのかなあという気がしてくる。日本向けに作られた音楽をクールジャパンなどと称してそのまま持ち出すだけでは足りなくて、こういう変化というか進化というか、いや、適応という言葉が一番合うのかもしれない、その適応をしていくことが必要なんだろうということを、学ばせてもらったような気分になる。昨年がデビュー15周年だったということで、ますます頑張って欲しいと素直に思う。
(2017.5.6) (レビュアー:大島栄二)
 


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