ゲントウキ『誕生日』
Mark Pritchard『Beautiful People』
戸川純
『赤い戦車』
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戸川純さま。ついつい「さま」をつけたくなるこのカリスマ性って、いまの10代20代に伝わるかなあ、多分伝わらないですね。うん、それは自信ある。でもあの当時アンダーグラウンドの世界では圧倒的なカリスマだった。それはもう群を抜いたカリスマ。当時のアンダーグラウンドというとなにか地下組織のように感じられるかもしれないが、要するにメジャーじゃない人というくくりで概ね間違いは無いだろう。ええっ、デビューしてるのはアルファじゃないか、アルファだったらメジャーだろうという反論も無いわけではないだろうが、当時のアルファがメジャーなのかというと、インディーズというカテゴリーがまだ存在していないからインディーズではもちろんないのだが、アルファがメジャーだと言うのはかなり抵抗があるな。
いや、そんなことはどうでもよくて、いま聴いたら「ん、なんか歌上手くないよね」とかいう評価にもなるのかもしれないが、もうその存在そのものがカリスマなので、歌の上手さなんてどうでもいいわけですよ。歌が上手い人に「でもルックスそんなに良くないよね」という評価がまったく的外れであるように。戸川純は戸川純。あ、戸川純さまだったw。それだけで成立するアーチストってやっぱなかなかいなかったし、今後も出てくるかどうかと言えば疑問、なくらいやっぱカリスマなんですよ。うん、若い人たちどうもスミマセン。
そんな戸川純さまも歌手活動35周年ということで、CD出たりライブが組まれたり戸川純全歌詞解説集なんてものが出たりと、活動が華やかになってますけど、どうなんですかね。好きなんだけど、個人的にはそんなに華やかな感じじゃない方がいいと思うんだけどなあ。
(※2018.2.13時点で動画が削除されているのを確認しました。レビュー文面のみ残しておきます)
(2016.12.3)
(レビュアー:大島栄二)
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