CICADA『YES』 Next Plus Songクウチュウ戦『ぼくのことすき』

m-flo
『come again』

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 昨日のCICADAでm-floに触れたので今日の土曜枠ではm-floを。この曲が収録されているアルバムEXPO-EXPOはセカンドで2001年のリリースなのかと知り、そりゃ古い、古臭い話だったなと反省。そしてLISAはこの2ndの後に脱退しているのだと知り、じゃあm-floイコールLISAという認識そのものがもうダメダメなんだなと反省。いや反省はしますけど、それほどLISAのイメージは強かったわけで、たった2枚で彼女が脱退したのはついこの間だったのではないかと思わせるほどというのは恐れ入る。いや、オッサンなので光陰矢の如しな感じに時間が過ぎ去っただけかもですけど。ただ、僕にとってはm-floでもっとも聴いたのは雑誌BRUTUSの2000年カフェ特集に付いてたCDに収録されていた3曲で、もう16年も前にそういういろいろな場所でシチュエーションでLISAのm-floを聴いた人は多かっただろうし、聴いた人はその声に魅了されたのではないだろうか。そしてバーバルうるさいなと思ったのではないだろうか。いやいや、今となってはバーバルこそがm-floみたいな感じなのであって、そんなことを言うのは失礼千万なのはもちろん承知なのですが。そして「いやm-floなんて聴いたことないんだけど、自分が聴いて好きだったのは○○なんですけど」という人もきっと居て、2000年頃でさえそうなのだから2016年の多種多様百花繚乱なアーチストが溢れている時代には、誰もが好きなあのボーカルなんてものは存在しづらく、自分だけが知ってるあの素晴らしいボーカルというようなものばかりになってしまってるのだろうけれど。ある意味、わりと誰もが知ってるあのボーカルというようなことが許された最後の時代の華のような気がします。
(2016.9.24) (レビュアー:大島栄二)
 


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