GOING UNDER GROUND『ランブル』
TRY TRY NIICHE『水面の果て』
A-bee
『AKARI』
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言葉で表現しようとするとなかなか難しいことってある。こういう音楽も言葉でああだこうだと言いにくい。アーチストの素性もよくわからないし明確な主張があるようでもない。だけど、余計なことを考えずにただ曲を聴いてみると、良い。エレクトロニカというところにカテゴライズされる音楽は概してそういうことが多い。エレクトロニカは単にサウンド的特徴に基づくジャンルなのであってむしろ言葉との関連性で括ろうとしても括れるはずがないはずなのに、いいエレクトロニカは説明しようという試みをはね返す、というよりもむしろ肩透かしにする。良いエレクトロニカのコンピレーションなどを聴いているとそこにある共通性は「良い」ということだけだったりする。そして何度も何度も繰り返し聴いても飽きることが無い。昔と違って機材を駆使すれば1人だけで音を創り上げることも可能で、だから自己満足にすぎないサウンドもごろごろ転がっている。だからこそ、聴いて心地良いエレクトロニカと出会えるととても嬉しくなる。このアービーという人がどんな背景の人なのかなんてもはやどうでもよくなってくる。
(2016.7.25)
(レビュアー:大島栄二)
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