星野源『Snow Men』
ニューポップスオーケストラ『そういうとこ好き』
Disclosure
『Jaded』
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ここ数年にデビューしたアーティストで、2ndアルバムにこれほど大きな期待を寄せられたのは、彼ら以外にいないのではないのだろうか。恐るべき若者、と謳われたこのローレンス兄弟は、「恐るべき成熟」を果たした。豪華なゲスト陣を迎えても物怖じすることなく、自分たちが作りたい曲を作るだけ、という堂々たる態度、その貫禄ときたら! そこには、若々しさや青さ、という印象はまるでなく、こんなにも落ち着いたダンスミュージックを作るなんて、二度目の衝撃、である。芦田愛菜のピークがいつかわからない、もうずっと演技こなれすぎ、みたいな感じだろうか。違うだろうか。いや、とにかく完璧にクールで、こちらの期待の一歩も二歩も先に進んでいる。前作のような音を期待したリスナーは驚いただろうが(私ももちろんそうだ)、その衝撃から一転、曲が終わる間もなく、この新境地の虜になってしまうはずだ。ファーストアルバム同様、こちらも恐るべき快作。
(2015.10.21)
(レビュアー:夜鍋太郎)
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