tricot『おちゃんせんすぅす』 Next Plus SongERIHIRO『Stars』

ミムラス内藤彰子
『54321』

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 ミムラス内藤彰子ってなんだろう。ミムラスってなんだろう。ハーフでミドルネームでもある人なのだろうか、でもミドルネームって真ん中にくるよなあ、だったら内藤ミムラス彰子になるはずだから多分ミドルネームじゃないよなあ。などと考えているうちに動画は再生され、軽やかなポップミュージックが耳に入ってくる。アーチストがよく「まずは聴いてから判断してくれ」と口にするけれども実際にはその耳にしてもらうことがとても難しく、そのためにジャンルを打ち出したり、オリジナリティ部分の説明に躍起になったり、場合によっては悪魔メイクをしたりもする。そうまでしているライバルが沢山いる中でただ「とにかく聴いてくれ、説明はその後だ」ということのなんと説得力の無いことだろう。話は逸れたが、この人の「ミムラス」というカタカナ4文字が興味をそそり、曲を聴かせることに貢献していることは間違いないし、そこで気に入った場合に覚えてもらうためにも重要な役割を果たしているといえるだろう。もちろん、音楽がステキなことが前提で、音楽がダメなら聴いてもらっても「ケッ」で終わってしまうのだが、ミムラス内藤彰子さんの曲は朗らかで優しくて、暖かい。デスメタル好きの人にまでお勧めはしないが、一般的な音楽好きにはお勧めできるクオリティとセンスがある。で、このミムラス、HPによると以前組んでいたバンドの名前らしい。それを引き継いでミムラス内藤彰子というソロアーチスト名になっているとのこと。いってみればカンニング竹山のようなものだろうか。うん、その例えは失礼でした。ごめんなさい。
(2015.10.2) (レビュアー:大島栄二)
 


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