Hocori『God Vibration』
吉田拓郎『ファイト!』
ローザ・ルクセンブルグ
『フォークの神様』
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どんとのカッコ良さというのは、同時代に生きた人にしか解らないなにかだ。それは例えばSUPERCARのカッコ良さも同時代でなければ解らないし、Numbergirlのカッコ良さも、佐野元春のカッコ良さも、その時代に生きた人にしか解らないなにかなんだろうと思う。時代の先端をいくというのは、時代との競争をする以上活動が止まったら自然と時代に置いていかれてしまう運命にあるもので、だから、それは必然的にノスタルジックなものにならざるを得ない。それは競争をしていた音楽を追い求める人にもかかる呪縛で、あの頃は良かったと振り返りはじめたが最後、その視線はけっして未来に戻ることはない。生きながらえると仕方なく嗜みとして生業として音を紡ぐが、こうしてある日突然呼吸を止めた人だけが、過去の中にパッケージングされ、永遠の最先端として懐かしまれる存在になれる。それでもな、死ぬよりは生きていた方がいい。○○周年とかいって復活してみれば、あの頃の最先端だった自分を思い出したい人々が集ってくれる。だから、死ぬよりは生きていた方がいい。たとえあの頃の最先端が今では無様なビートに過ぎなかったとしてもだ。生きていれば、お祝いしてもらえる日が1年に1度くらいはあって、なんか良いなと、映像の中のどんともMCで語っている。
(※2018.1.31時点で動画が削除されているのを確認しました。レビュー文面のみ残しておきます)
(2015.6.19)
(レビュアー:大島栄二)
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