Language『Silencia』 Next Plus Song趙昌徳『シンプル』

The Go! Team
『Catch Me On The Rebound』
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　おもちゃ箱をひっくり返したような、という比喩があるけれど、おもちゃ箱の中に飛び込んだ、なんて表現を使いたくなるほど、さまざまな楽しさが詰まっている。いつだって彼らの曲はわくわくさせてくれる。そこには雑多な要素（使っている楽器でも、サンプリングでも、多国籍なメンバー構成でも、ニューアルバムにおける曲ごとのゲストボーカルでも）が混ざっている。そんなおもちゃ箱にわたしはどっぷり浸かる。いつまでも遊んでいたい、この中に入っていたい、と思いながら何度も繰り返し聴いている。デビュー当時から変わらない「雑多性」によって成り立つこのポップの楽しさは圧倒的だ。四枚目のアルバムにおいて、その「楽しさ」はいよいよ熟成された。もしも音楽レポーターなるものがいたとしたら、「これは音の宝石箱やー」と言い出すかもしれない。レビューをご覧の皆さんにも、そんなきらきらとしたおもちゃ箱に飛び込み、たっぷり楽しんでもらいたい。
(2015.5.6) (レビュアー：夜鍋太郎)
 

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