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HOLIDAYS OF SEVENTEEN
『Have A Goodbye』
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もうそろそろ10年の活動キャリアになろうとする彼ら。YouTubeの解説欄が膨大で、「長いわ!誰もこんなに読まんだろ!それに確固たる地位とか高い評価とか、ホンマか?」とついつい突っ込みたくもなるが、ここをあっさりしてしまってサラリと流されるバンドも楽曲も多い中、このくらいがっつりアピールの姿勢を示すということによっても多少の訴求力はあるのだろうし(実際に僕が食い付いている)、長年続けていくためには不可欠の要件なのだろうと思う。その解説欄にもあるしHPのプロフィールなどによれば、パワーポップというジャンルで全国へと広まって、そしてその殻を破って幅広いファン層へと広がりを見せている様子。確かにパワーポップという言葉とこの曲は完全イコールではないなと思う。単純に、聴いていて和やかな気持ちになる。これは多摩川なのだろうか、川沿いの土手を歩いていくスローな映像が、走り続けてきたスピードを落として立ち止まってみるような、深呼吸を思わせるテイストを醸し出している。歌詞には何らかのサゼッションを感じられるし、Goodbyeの時の意外にまで穏やかな気持ちというものが本当かもなという、そんな不確かな何かを信じられそうな気分にさせてくれる。
(2015.1.8)
(レビュアー:大島栄二)
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