リアクション ザ ブッタ『君へ』
Gauche.『絶え間ない僕らの反骨精神』
Oimio
『つみき』
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僕の印象の中でのスーパーカーというのはこういう音楽のイメージなのだが、世代的にそれほど深く追っていないので、「それは違うよ」とお叱りを受けるのだろうきっと。音楽が細分化されていく過程ですべての音楽や表現者を網羅することはプロにとっても至難の業なのだが、だからこそ多少誰かに似ていたとしても新しい音楽としてファンを獲得することは可能だし、まったくのオリジナルであっても「何かに似ている」といわれたりする。HPによると「オルタナティヴ・ロック」なのであり「北欧系」であり「シューゲイザー」なのだそう。だがそういう音楽のことに詳しいと自称する誰かにだけ通じる単語を纏うことなく、「この女の子のボーカル可愛いね、切ないね」というだけでいいのではないかと思ったりする。他者との違いを明確にするためにジャンルを分けて、そこからさらに細分化したジャンルが生まれ、もはやほとんど意味をなさなくなってきた今の時代の、それでも単純に聴いていて心地良い、そんな音楽として、この曲はあるのだと思う。
(2014.12.23)
(レビュアー:大島栄二)
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