箱庭の室内楽『five』
綿めぐみ『災難だわ』
クウチュウ戦
『予言』
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この人たちは頭がオカシイ、良い意味で。頭がオカシイに良い意味もなかろうと一瞬思ったが、よくよく考えて反省してみて、やっぱり良い意味で頭がオカシイという結論に至った。自称「泣きのプログレ」バンド、プログレは所謂高尚な方向へと進化していくロックだと理解していて、だからジャズやクラシックとの融合的なバンドは多かったが、彼らのような歌謡曲的な方向へのプログレッシブなアプローチはほとんど見たことない。演奏的にも高度なテクを披露するわけでもなく、ただただその頭のオカシさだけが露呈するような表現に徹している。だが、徹底するというのは本当に程度の低い頭では出来るわけもなく、彼らの歌や構成の底に潜んでいるニヒリズムやエンターテインメント性が透かし彫りのように浮き出ていて、そういうのはとても面白いし興味深いと思うのだ。この動画よりも1年以上前に公開されて少々話題になった
曲
の方が露骨に頭がオカシなテイストなのだが、個人的にはこの曲にバンドとしての本気を感じるし、動画抜きの単体の曲として完成度を感じる。
(2014.11.5)
(レビュアー:大島栄二)
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