最終少女ひかさ『商業音楽』
DOOKIE FESTA『夜を越えて』
Nao Yoshioka
『Somebody else's Guy』
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かのNYのソウルの殿堂ともいえるアポロ・シアターにおけるアマチュア・ナイトで準優勝し、世界各地でのライヴの評価も高く、既に世界的に彼女のパワフルな歌声には注視が集まっているが、日本でも本格的にこれからじわじわと拡がってゆく存在だと思う。ゴスペル、ソウル、R&Bという解釈が海外では宗教的与件やスピリチュアルな何かと接続される傾向がある中、まだ、日本では一種の様式美としての部分があるのは否めない。それはしかし、悪い意味ではなく、畏まったクラブにドレス・コードだけではない、カジュアル・コードも混在し、日常の寄り道に音楽があるという敷居の低さもあるという副脈もあるからで、そんな風に、NAO YOSHIOKAも自然と受け入れられるだろう。この動画からでも伝わってくるパフォーマンスも細い体躯から絞り出すようにエネルギーに満ちている。コール・アンド・レスポンス、スキャット、現場で培われていっただろう反射神経もそうだが、このジョセリン・ブラウンのカバー(注:アルバム『The Light』には未収)を面白いと思ったならば、実作品、ライヴにも興味を伸ばして欲しい。
(2014.4.2)
(レビュアー:松浦 達(まつうら さとる))
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