「amp」の検索結果 141 件
Luby Sparks『Thursday』【綺麗な景色は山ほど誰か他人に任せてみればいい】
... ながら、どこか今の瀬でのシューゲイザー、ギターポップはロックやエレクトロニック・ミュージックのカウンターとして抗い、としてヒップホップやR&B、パンク・ミュージックへの叮嚀過ぎるほどの手続きのエレガンスが野暮ったく思えず受け止められる。スマートで即効的で逃避的で、なおかつ心 ...
杏子『愛ね、暗いね』【絞るような声が揺れつつもファルセットに切り替わる瞬間の、その切り替え方が好き】
ハスキーな声が耳に残る。この人の絞るような声が揺れつつもファルセットに切り替わる瞬間の、その切り替え方が好き。歌の内容がどうとかメロディがどうとか関係なく、このファルセットへの切り替えだけでずっと聴いていられる。というかずっと聴いていたい。似た声は時々耳にすることがあって、でもそ ...
め組『ぼくらの匙加減』【満を持して投げ込むストレートのような、破壊力満点のピュアラブソング】
とってもシンプルでキュートなサウンドだ。め組のこれまでの、そしてボーカル菅原がかつてやってたバンド「さよなら、また今度ね」の楽曲の多くにどこかひねりや狙いを感じていたのだけれども、この曲のひねりの無さ、狙いの無さ。ただただ誰もいない河原で演奏しまくってる姿と、楽曲の中に込められた ...
634noHz『知らない』【バンドとして、最初のひと周りを超えた印象のナイスサウンド】
凡庸な声と凡庸ではない声。いろいろな声があって当然だが、凡庸ではない声は凡庸では無いが故にボーカルなどに抜擢されたり、自らそれを志したり。しかし凡庸ではない声が選ばれるようにボーカルになっていくと、結果的にボーカル世界で凡庸ではない声であることが逆に凡庸に見られることになってしま ...
セットラウンドリー『ねえ、僕は。』【単純に美しいメロディ】
単純に美しいメロディ。サビの部分もサビじゃない部分も均等に力を振り分けられた印象の歌なので、ズドンとささるということは特に無く、でもじんわりと響いてくる。こういう曲は今のシーンにどうなんだろうか。とかく速かったり、とかく圧迫的であるような曲が氾濫しているような中では、いってみれば ...
満島ひかり・小沢健二『ラブリー』
【いつか自分のキーで歌う満島ひかりのラブリーを聴いて比較してみたい】
小沢健二がカリスマだというのはある世代にとっては常識なのだが、それをフリッパーズギターの小沢としてなのかソロのオザケンとしてなのかは人によってわかれるところだろう。ただ、いずれにしても活動しなさ過ぎだろうという気は正直する。いやいやライブとかやってるよとかMステ出たじゃんという声 ...
ザ・クロマニヨンズ『どん底』【ヒロトとマーシーの音楽は若い人にはどう映るんだろうか?】
今の若い人はザ・クロマニヨンズのことをどんな風に感じるんだろうか。若い頃にブルーハーツに接した人たち(今は完全に中年)はクロマニヨンズに当時のブルハのイメージを当然重ねるだろうし、そのイメージを持って聴くのと、今の10代から20歳くらいまでの人が聴くのでは、多分、まったく違った音 ...
銀杏BOYZ『骨』【朝ドラのイメージでここに入っていっていいのだろうか??】
ひよっこに出演してすっかり全国区になったな峯田、いや、なってしまったな峯田。公共の映像電波に出てはいけない人のひとりだと思っていたのに、よりによってNHKの朝の看板番組に出ちゃってしかも大人気。これで良いのか本当に。ひよっこでファンになった人たちがこぞって銀杏のライブに行ってほし ...
桑田佳祐『君への手紙』
【自分と他人を不当に比較する必要からも解放され、もっと楽しく生きることもできるのではないだろうか】
誰にでも多少の悩みや苦しみがある。だがそんなことを言葉にして訴えるのは恥ずかしいからグッと胸にしまい込む。他人の営みは輝いて見えて、だから余計に自分の苦しみが大きく感じられる。その輝いて見える誰かの胸にも、しまい込まれている何かが在るってことには気づかなくて。羽のない鳥が本当にい ...
MACKLEMORE FEAT SKYLAR GREY『GLORIOUS』【100歳の祖母が登場するMVが話題に。心にしみるソロ作】
... こうやって愛する人から祝ってもらえる、それを心から喜べる、祝う側も楽しんでいる、というのはすばらしい。Macklemoreは去年のSoulCampというイベントで、お客さんの入りもいまいち且つ雨模様の天気の中、ジャイアンツのユニフォーム姿で現れ、会場を必死で盛り上げようとしていた、 ...