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宇多田ヒカル『二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎』
【この音楽異種格闘技戦、ホントにコワい、ええコワいです】
... もう桑田佳祐vs長渕剛vs矢沢永吉の三つどもえのコラボが実現する以外にはないのではないでしょうか。いや、その場合の緊張感はこの宇多田ヒカル&椎名林檎の場合の緊張感とは違う種類のピリピリ感なんですけどね。
(2017.6.13) (レビュアー:大島栄二)
ARTIST IN ...
Ghost like girlfriend『fallin’』【どこかロマンティックな彼岸の視角の先で】
低血圧なムードなものの、クールなメロウネスがスイングし、程よい残響に、時おりのブレイク、優しく刻まれるビートがすっと馴染む服のようで、また、いいヘッドホンで聴いていると、眩い音の粒や空間美の奥深さを感じることができて、こういった新世代が作り上げる(あくまで便宜上としての)シティポ ...
スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’『ミクロボーイとマクロガール』【勝ち負けとかじゃなくって、掛け算の価値倍増爆発!】
女優ののんさんが出演していることで話題のMV。そりゃあのんさん出てるんだったら話題だよねとスルーしそうだったけれども、それより何よりスチャダラパーとEGO-WRAPPIN’がコラボって、どんなだよって普通に思う。で、見る。聴く。で、やっぱりこれはスチャとEGOだ。この ...
มาช่า Marsha『App Story』【語感もサウンドも、タイポップス初体験のカワイすぎる衝撃だった】
サワディーカー! ここ数年、タイ人と話す時「歌手のマーシャを覚えてる?」と聞き込みをしていた。20年位前に、内田有紀の様なショートカット、川本真琴の様にギターを構え、J-POPなら「ルルル、ラララ」なハミングを「ニャー、ニャー、ニャー♪」と唄っていたタイポップのシンガーで、バンコ ...
The Big Moon『Sucker』
【ロンドンから、強烈な個性を持ったガールズロックバンドが登場】
ガールズロックバンドと聞くと、やたら激しい曲と圧巻のライブパフォーマンス、という印象がある。だがロンドンのこの四人組はそんなイメージを軽くはみ出すほどの魅力を放つ。ミドルテンポで印象的なギターのリフで展開する曲調は一辺倒ではなく、何度聴いても刺激的だ。なんだかPixiesっぽい感 ...
Bray me『雨フレバ虹』【涙を流した目にしか見えない景色があるんだ】
先週のレビューで「このおどろおどろしい雰囲気はルートをボボボボンと鳴らし続けるベースから生まれてんだろうか」という考察を書いた。だが、それは間違いでした。完全に間違っている。決定的に間違っている。このMVを聴いてくれ。冒頭、ボボボボボンという音と独白のようなボーカル。全然おどろお ...
evening cinema『わがまま』
【2017年のセンスでロマンティシズムの機微を】
スピッツの草野正宗は自分たちの曲は基本、人間の摂理たるエロスとタナトスしか歌っていないと過去から徹底して言う。音楽と政治性、または例示するにアドルノや武満徹を巡る楽理、最近ではセラピーやトリートメントの領域まで無音ではなくなってきているが、ラブソングが誰しもに伝達してゆくものでは ...
RETO『部屋物語』【それでもなお、求め過ぎない希望を求めている】
以前のレビューをTwitterが定期的にツイートしてて、そこで2年半ほど前のレビューをツイートしたところメンバーが反応してくれて。というか、そこで初めてレビューの存在を知ったらしいw。いやあアーチストと協力してリリースタイミングにレビューとかじゃなく、勝手に、まったく勝手にレビュ ...
ふちなし『教頭先生、また明日』【なんだろこのおどろおどろしいサウンドの源は】
どうやったらこういうテイストになるんだろうかって不思議です。怪談なのか、そうではないのか、でも他の情報を入れずにMVだけ見ると完全に怪談。映像だけじゃなくて、歌詞でもなくて、もはやサウンドだけでも怪談。このおどろおどろしい雰囲気はルートをボボボボンと鳴らし続けるベースから生まれて ...
LUNCH-Ki-RATT『おもちゃ箱クルーズ』【相性のいい男女混声ツインボーカル】
底抜けにハッピーなサウンド。もし仮にバンドの側にほんのちょっとの照れがあれば見てる方が恥ずかしくなってくるものだが、それがまったくなくて、見てて楽しい気分になってくる。きっと心の底からこのハッピーを体現しているのだろう。素晴らしい。男性ボーカルのヤマダヒロミチがこれでもかと言葉を ...