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金丸悠子『多摩川』【勝手に思い浮かべる自分の心象風景】

flawright『吉祥寺』や平賀さち枝『高円寺にて』が好きな理由は曲の良さ、後は勝手に思い浮かべる自分の心象風景だろう。それは『津軽海峡冬景色』よりも自分の歌なのだ。東京の町の子にとっての大自然は広い川だ。小学生は、川を超えて遊びに行ったらダメで、家出は土手を延々と自転車で走り夜に不安になって帰るのだ。「この橋の向こう側は何が見えるのかな」を実体験し、映画館やライブハウスを手に入れる。金丸悠子『多摩川』の水面に映る風景で思い出すのは「芽衣子さんは顧客管理をするために生まれてきたんじゃない」ってふたりで無職になる漫画、浅野いにお『ソラニン』。ふたりで無職暮らしで最後の思い出が、私にもあります。

(2020.5.22) (レビュアー:北沢東京)


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Posted by musipl