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Pet Shop Boys『Monkey business』【陰りを含ませるようなメロディアスでポップな彼ららしさ】

今回扱うのは、念願のPet Shop Boysだ。私はもちろん、初期の代表的な曲たちが大好きで思い入れも強い。ただ、前作の「SUPER」も私好みのアルバムだった。ますますポップさへ重きを置いた内容に、感動すら覚えた。そんな前作から3年以上も経ち、14作目となる新譜が1月に発売された。わーい。これは喜びの声をあげずにはいられない。そして今作もまた、最初から最後まで、どこか陰りを含ませるようなメロディアスでポップな「彼ららしい」曲を披露してくれる。オールドスクールに留まらず、彼らなりの解釈で、「今現在」のポップスを作り上げている、彼らの尽きることのない情熱と創造性にも感嘆させられる。前作、今作との流れもあって、あえて言わせていただきたい、今こそ彼らの黄金期なのではないか。もちろん、肩に力が入りまくった類の創作熱とは違うのだろうが、彼らのポップ魂、尚も大いに盛んである。今作も楽しく聴かせてもらえたことに、ただただ感謝したい。

(2020.2.5) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl