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Kanye West『Follow God』【傑作とも評せられる所以は、やはりトラックのかっこよさ】

Kanye Westの動きはまるで予想がつかない。最新作が出る……え、出ないの? と一転二転どころか何転かした結果、突発的にリリース。その名も「JESUS IS KING」。ゴスペル(ラップ)アルバム、という怪作(傑作)なのだが、その後、大統領選出馬について言及、それに伴い改名も検討している、との一報も飛び込んできた。それらの言動もそうだが、GodやJesusやらの単語がやたらと出てくる作品に戸惑ってしまうのも確かだ。もちろん、そこには宗教観が違い、その上リリックをきっちり消化できない日本語圏の私ゆえの、曰く言い難い断絶のようなものがあるのだろう、と思う。しかし、これが傑作とも評せられる所以は、やはりトラックのかっこよさにある。音作りを含め、プロデュース力もさすがとしか言いようがない。遠く離れた日本で、このハイテンションかつ壮大な曲を聴きながら、彼の言動に今後とも注目していくのみである。複雑な思いも含め、彼とその作品を私は愛しているのだ。

(2019.11.27) (レビュアー:夜鍋太郎)


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Posted by musipl