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Angel Olsen『Lark』【真摯な歌声と壮大な展開に圧倒される6分間】

どちらかと言えば、玄人受けするタイプのアーティストだろう。前作は各音楽メディアから、大いに称賛された。4枚目となる今作は、それ以上の評価を受けてもおかしくない。今回の曲について、どう言えばいいか困るのだが、とにかく展開がすさまじい。ただ壮大なだけではない。これを聴いている私たちは、まさに圧倒され、何か大きなものに飲み込まれていくような、そんな感覚になる。うつくしいだけでなく、何かおどろおどろしいもの、おそろしいものも混ざり合っている、そんな大きな波。それが通り過ぎたあと、彼女の真摯な歌声が心に残っている。6分間の曲(普通のポップスではありえない長さではあるが)を聴いただけ、とは思えないような体験ができることだろう。玄人受けがえらい、とはまるで思わない。ただ、彼女の作品が日本でも多くのリスナーに届くといいな、と心から思う。そして待望の初来日公演は叶うのか。ミーハーな私はただ待ち焦がれている!

(2019.11.13) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl