Nakanoまる『笑う女の子』【自分の笑顔を後悔するほど惨めなことはない】
19歳の子を面接採用。試用期間後まだ働きたいということで、社長や幹部等の組織で席を追われない権力者からセクハラを受けた場合の対策講座をしました。偉い人は立場を利用して下ネタの許容耐性を試す。生活を失う訳にはいかない女の子が嫌悪しながらも笑って受け流し「冗談でした」に成立してしまう笑顔を続けているうちに、『笑う女の子』を喜んでると錯覚する老害が増長するという負の連鎖。上席の者には「尊敬していたのにがっかりです」と真顔でいい。嘘ついてその場から逃走してもいい。ポイントは笑わないこと。それは「あの時、なんで私は愛想笑いしてしまったのだろう」と自分を責めないために。自分の笑顔を後悔するほど惨めなことはない。
Nakanoまるの声は、キレとうねりがあるのに郷土民謡みたいで懐かしいね。
(2018.6.12) (レビュアー:北沢東京)