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Sunset Neon『Never Dance Again』【バブリーなイメージも浮かんでくるこの一時代前風の音】

80年代テイストなフレンチハウスっぽさを漂わせるエレクトロミュージック。この「なつかしいシンセサイザー感」が耳から離れない。誰なんだ、と調べてみると、Blue Stahli名義で活動をしているBret Autreyの別プロジェクトらしい。そちらの音楽は、インダストリアルメタル、というジャンルに分類されるようだ。続けざまにお勉強感(検索感)を漂わせてしまったが、別プロジェクトのバキバキでゴリゴリの音に比べ、こちらの曲は力が抜けていて、とにかくポップで聴きやすい。アルバムにはこのような曲がそろっていて、ただただ楽しい。また、実態は知らないのに、この一時代前風の音を聞いていると、バブリーなイメージも浮かんでくる。だが、つまるところ私にとっては、バブル=吉田栄作っぽい、ということで、白いTシャツ姿の栄作が、かっこつけながら踊っている様子が頭から離れなくなった。それもまたなんだか楽しげなのは、曲が持つポテンシャルのおかげかもしれない。

(2018.1.17) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl