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MGMT『When You Die』
【2018年がすばらしい一年になるかどうか、それはMGMTの新譜のできにかかっている】

私は断言したい。2018年がすばらしい一年になるかどうか、それはMGMTの新譜のできにかかっている、と。大げさにもほどがある、と我ながら思わないではないが、それくらい彼らの新作が楽しみで仕方がない。その内容を探る上でも、すでに発表済みの曲をわくわくしながら聴いてみた。おおっ! 実に彼らっぽい。代表曲「Kids」のせいで、私自身も勘違いしてしまいがちなのだが、弾けるようなキャッチーさよりも、どこかもぞもぞぐねぐねとしたような閉塞感によるトリップ状態とでも言おうか、ダークかつサイケデリックなポップネスが彼らの持ち味。そこにこそ最大の魅力がある。そのラインに則りつつも、ストリングスの音がオリエンタルな雰囲気を漂わせ、これまでの彼ららしさに一つアクセントを加えたような(ゆず胡椒的に)、新鮮な味わいも感じられた。アルバム全体ではこの印象がどう変わるのか、より興奮、歓喜させられるのか、楽しみはますます募るばかりだ。

(2018.1.3) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl