石原可奈子『3/4の月』【まるでピアノをジャックする様な激弾き姿がルナティック!かっこいい】
パーフェクトヒューマンからのオリエンタルラジオは、漫才でもコントでもなくて、あれは音ネタと呼ぶのも違う。あれは音楽だ。お笑い枠を獲得したオリラジが、自分たちの腕と挑戦をEDMに詰め、持ち時間の数分に放り込み、やがてNHK紅白歌合戦へと道が続いていったのだ。エコ検定の合格者が活動を登録するページから、太陽光発電で野外演奏する石原可奈子さんを発見。エコ枠アーチストだから、森がやすらぎ、水が癒やしっていうのだろうとゆるく見ていたら、『3/4の月』ではまるでピアノをジャックする様な激弾き姿がルナティック!かっこいい。エコ枠で知ったのだけど、枠を通り抜け、腕も挑戦も込めた渾身の音楽がこちらに届いた。
(2017.8.18) (レビュアー:北沢東京)