Vulfpeck『Animal Spirits』【なぜ日本語訳つき? 謎多きバンドが放つ、圧倒的なポジティブさ】
ファンク全開! ひたすらハッピーになれるノリノリな曲だ。なぜ日本語訳つきのPVなのかは疑問だが(しかも訳の微妙さ!)、これは日本のみ、配信でなくCDで発売され、それに対する彼らなりのリアクションなのかもしれない。あるいは来日の布石と考えていいのだろうか。もし実現したなら、是非とも生でこのノリノリな雰囲気を味わいたいし、自らも率先してノリノリ状態になりたい。ただ、PVで踊っている彼がなぜ白い短パン姿なのか、そのセンスはなんなのか、という疑問は残る。あまりに雑な編集ぶりも気になる。それでも彼が終始ノリノリなことと曲の圧倒的ポジティブさのおかげで、幸せな気分になること間違いなし。アルバム全体を通してもとにかく楽しく、ノリノリ状態で聴き続けてしまう。というわけで、なぜノリノリという死語を執拗に使いまくったのか、と皆さんにも若干の疑問を残して、わたし自身はノリノリ気分のまま、今回のレビューを終えるとしよう。
(2017.5.31) (レビュアー:夜鍋太郎)