2020年2月マンスリーランキング
死にたいと考えている人の気持ちが本当にわかるのなら、その人はもうとっくに死んでしまっているだろう。そしてそのとっくに死んでしまっている人たちが年間に万単位でいて、残される人たちにはどうしてもその理由がわからなくて……
この怒濤のスラップベース。その昔はチョッパー奏法といって、爆風スランプの江川ほーじんがもの凄いチョッパーベース弾いてるっていう話で、ライブ観に行ってもコミカルでエキサイティングなパフォーマンスよりも……
誰だろうこれって、普通に思う。いや、普通はまた新しい若けえのが出てきたなだ。誰だろうって思うのは、全然これ知らなかったけれどみんな知ってるんだよね、知らないのはオレだけだよね、誰なんだこれは何でオレは知らずにいるんだ、という時の話……
元気ソング。元気ソングというジャンルはあると思うし、もしもなかったなら音楽なんて存在する意味なんてないんじゃないか。人を鼓舞する歌。歌が鼓舞しなければこの世は闇だよ。僕が学生の頃に渡辺美里が「My Revolution」を歌って……
大切な人が去っていく。去っていくのではなくて遠くに行く。だからきっと帰ってくるのだ。そう思いたくともほとんどの場合、遠くに行く人は帰ってこない。共有していた時間や記憶は連続しているから共有なのであって、一旦途切れるともう記憶でしかなくなる……
奥田民生が球場ライブで弾き語りをし、そこでミッシェルの世界の終わりを歌う。コメント欄に「おじさんたちにとってはセカオワじゃなくてミッシェルの世界の終わりなんだ」という書込みがあって……
どこまでが本当の声で、どこからが偽の声なのだろうか。エフェクトがかなりかけられていると思われるボーカルが淡々と歌う。歌うというのが適切なのか、語っているというべきなのか。その人工的な声は、だからといってボーカロイドのものとは違う……
ここ2・3年は何かのハラスメント加害や被害を遠ざけるため、仕事で同席する程度の人とパーソナルな会話はしなくなったのだが。6年前の回想。当時職場で「あたしガンダム体型なんですよ」と言った女の子がいた。私の部署に来た若いライターはスーツ着用が……
映画「名探偵ピカチュウ」の日本版予告編で流れた、麻倉未稀『HERO』を聴いて、ぼんやりと「この歌、実は日本語より英語歌詞の方がかなり多くて、もしも、全般に渡り日本語と英語ちゃんぽんだったなら、カラオケで唄う人は10倍くらいいたのではなかったか」とか……
シンガーを好きになるというのは、その歌唱力のもの凄さに圧倒されるか、その人の声に恋をするかどちらかだ。100人が100人とも好きになるという声などなくて、蓼食う虫も好き好きで、どんな声のシンガーだって……
昨今の新型コロナウィルスの件で、中国人観光客が日本から消え去って、京都では「清水寺や金閣寺、嵐山が閑散としてる、この静けさこそが本来の京都だ」みたいな声があがり始めている。おいおい、ちょっと待てよ。インバウンドって国策じゃなかったんか……