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review, 松浦達

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昨今では何かの催しを行なうときに、様ざまな面でインスタレーションを軸にコンセプトをスタイリッシュに描くのが増えている。ある駅で観光案内のインスタレーションを観ていたら、こんな小さな街でも年中に面白そうな行事が、と感服したあとに、10分 ...

LUCKY TAPES, review, 松浦達

LUCKY TAPES, review, 松浦達

異常は正常が機能調整しているときにこそ、意味の付与を及ぼし、サイケデリアは現実の切れ端の橋渡し役として、なんて悠長なことを言えるには編集されてしまう瀬で静かに揺れることができるリズムとはどこまでの低度を持つのだろうと考える。海に潜った ...

review, 松浦達

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ミッドライフ・クライシスといえば、なんとなく横文字の響きがいいが、生物体として更年期、中年期に差し掛かろうとするときはどうにも心身の状態が芳しくなくなるというのは老いに関しての自覚裡をどうしてゆくかの必然なのかもしれない。意欲が出ない ...

review, 松浦達

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動物行動学者のコンラッド・ローレンツ『鏡の鏡面』を或る契機で読み返していて、人間という生物を鏡に映したときに見えないだろう背後についての考察をすすめたもので、端的に、今、その背後にさえ別の主体が影響しているようで、実のところ、主観とは ...

review, 松浦達

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溶けて消えてゆくんだね

なにより、彼の消え入りそうな声でのこのリフレインが妙に染みる。

しかも、久しぶりにして待望といえるアルバムのリードに冬を先取るという「雪の結晶」というのが彼らしい。徳永憲もサヴァイヴして ...

review, 松浦達

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「絶対」という概念には果たして意味があるのか。絶対に“されてしまう”と、おそらく、歩ける幅がせばまる。帰り道にこのルートを必ず辿るという人、白線だけを踏んで帰ろうなんてこともあったような、今もあるようで、では、寄り道を不意にしてしまっ ...

review, 松浦達

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たとえば、苛立ち、どこかピリピリと神経が張り詰めているときに食事を、と思うと梯子を外すとうまくいきやすかったりする。相手がラーメンか丼の眼をしているときに、ベトナム料理のお店があってカレーもありますよ、となんてリーディングすれば、それ ...

review, 松浦達

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自身における撮影の点前、また画素は時代の趨勢と反して、粗くなっている。その分だけ記憶のなかに残しておこうという意志が強まりながら、会う人たちが舞い、撮り、話す画素の鮮明さにも唸らされるのも大きい。いつもの道をいつもどおり歩くより、途中 ...

CHARA, review, 松浦達

CHARA, review, 松浦達

満島ひかりの姿をあちこちで観る機会が増えて、それがつい「見入ってしまう」というのではなく、ふわっとしかし、妙な訴求性をもって視界内に入ってくる感じのものが多くて、いや、人によってはそれぞれの感受性もあるのだろうからそれは仮託するとして ...

review, 松浦達

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こんな一筆書き的なそよ風のような歌が彼から届くとは想いもせずに、すっと最初から馴染んでいる洗いざらしのシャツのように心に響くのはなぜなのだろう。まだ23歳ながらキャリアとしては十全たる域とも言えながら、あのニヒルで幼さも残る表情が印象 ...