東京スカパラダイスオーケストラ『水琴窟 feat.上原ひろみ』
【実力のぶつかり合い】
スカパラの代表曲って一体なんだろうと思っても思っても思い浮かばない。でも曲を聴けばスカパラだとわかる。それはほとんどどの曲にも現れる主にドラムのスカビートがスカパラだと教えてくれるからだ。スカパラはホーンセクションがどうしても目立つの ...
せりかな『風になって』【ついつい応援したくなる、爽やかで清々しい表現者】
さわやかである。この人のことをよく知っているわけではないが、見ていて聴いていて爽やかで清々しい。特に大きな事務所に所属している形跡も見えず、1人で(もしくはそれに毛の生えた程度で)活動しているのだろう。地味に、だけどできる範囲のことは ...
松本佳奈『Strings』
澄んだ太い声。太いのに、澄んでいる。こういう声の歌手は以前は多かったように思うのだが、最近はあまり耳にしない。あまりのオーソドックスさに歌が原点回帰したかのような新鮮さを感じる。いや、個人的な感想に過ぎないのだが。このオーソドックスな ...
Pomplamoose『Mister Sandman』【ミュージックビデオの作り方として、ひとつのお手本】
ミュージックビデオの作り方として、ひとつのお手本と断言してもいい面白い作品。右と左のステレオサウンドにはいろいろな楽器の音が混ざっていて、でも演奏に詳しくない人にとっては「歌声」と「楽器」の2つに聞こえてしまうことも少なくない。それは ...
初恋の嵐『真夏の夜の事』
【亡くなった人の記憶はいつまでも色褪せない】
亡くなった人の記憶はいつまでも色褪せない。2年前に事故で他界した僕の友人のfacebookには今も知己たちの言葉が寄せられる。半年ほど先に生まれたそいつの歳を、僕はもう超えてしまった。まだ生きてたらどんなバカなことを言い続けてたのかと ...
イツエ『言葉は嘘をつく』
少しばかりハスキーな女性ボーカルによるロックバラード。こういう声が生み出す風景というのはどことなく荒涼な焼け野を感じさせるのですが、このバンドのこの曲はどちらかというと深い海の底をイメージさせてくれました。この「言葉は嘘をつく」という ...
おかありな『スカートの中』
会いに行けるアイドルという言葉が持つ距離感は、アイドルに会いたい人たちに希望を与えたと同時にアイドルになりたいと願う人にも希望を与えたのだろうと思う。だがそんな会いに行けるアイドルたちが大きくなってしまったらまた会うのも大変になってし ...