ニガミ17才『おいしい水』
【カオスなポップさが押し寄せてくる迫力に圧倒される】
変な名前のバンドがいるなあと思ったら、曲も変で、なんだこの猫背なボーカルはどこかで見たぞ誰だろうと考えてみたら元嘘つきバービーの人だった。2013年に突如解散し、2015年にこのバンドを始めたということらしく、2年も知らなかったのかオ ...
葉緑体クラブ『とある真夏日の早朝』
【そんなことはどうだっていい】
ネコが延々とうつる謎のMV。のんびりとした映像に乗って聴こえてくるボーカルの声もどことなくのんびりとしている。歌われている言葉を追ってみるとなんとなく煙に巻かれてしまうようで。追い抜いてしまったのです。それは一体何が何を追い抜いたのだ ...
Tia Rungray『Dancing Fly in my HEAD』【ストイックに淡々と鍵盤を弾く彼の姿とフレーズひとつひとつが持つキレの良さ】
クラシックなのか、環境音楽なのか、現代音楽なのか、アンビエントなのか。単純に、短い楽曲の中で繰り返されるフレーズが綺麗で、なかなか次の動画に飛んでいくことも出来ずに何度も見て、聴いてしまったのである。なんなんだろうか、このインパクトは ...
LOVERSSOUL『嵐が丘』【なんかスゴいのきたな。この起承転結感。なんか王道感】
なんかスゴいのきたな。この起承転結感。なんか王道感。昭和歌謡なのかなコレ。昭和歌謡と言ってしまうと90年代後半あたり以降の昭和歌謡ブームの一連かと思われるかもしれないが、そう考えると間違う。あの90年代後半の昭和歌謡は、平成から見た「 ...
四丁目のアンナ 『sarigiwa-no-girl』【きっとこれが名曲だからなのだと思います】
鍵盤がイイんだよ。こういうトイピアノのような、それは音源がトイピアノ的なのを選択して使っているというだけじゃなくて、いかにも軽く軽く、軽やかなハミングのようなフレーズを奏でているというのが。このトイピアノ的な軽やかさといえば思い出すの ...
SHISHAMO『BYE BYE』【単なる女性ボーカルロックバンドとは一味違った「ロックバンド」という印象】
歌のある曲で、歌が主に位置づけられている場合イントロは歌への導入部だ。SHISHAMOは女性ボーカルだし女性ボーカルであることが重要なポジションであることは間違いないのだが、この曲を聴けばそんな事実への認識が揺らぐ。イントロの、ギター ...
ソライロブランケット『日和』【シンプルな感情を載せた、最近珍しいくらいに素朴な曲】
シンプルなサウンドにシンプルな感情を載せた、最近珍しいくらいに素朴な曲。これがけっこう沁みる。仙台を拠点に活動中という彼ら。曲によってテイストも違うし完成度も違ったりするみたいなのだが、この曲のサラリとしつつも底から沸き出す力強さみた ...
ユミルの庭『潮騒』【ボーカルの人、前見えるんだろうか、大丈夫だろうか】
もうね、MV見てて「ボーカルの人、前見えるんだろうか、大丈夫だろうか、この岩場で足元も見えずにすっ転んでいないんだろうか」などと心配で仕方ない。女性ボーカルで顔隠してるって、なにかとんでもないマイナス要素を抱えたりしているんだろうかと ...
CRCK/LCKS『Goodbye Girl』
【音源よりもライブという時代に適した陶酔系の不思議なリズム】
いろんな曲を聴いていると、不思議なリズムに出会ったりする。不思議といったって本当の意味で不思議なんじゃなくて単に慣れてないというか、一般的なロックやポップにはあまり使われないリズムということなのだけれど、やはり慣れていないリズムに遭遇 ...
ATLANTIS AIRPORT『NEO TOKYO』【笑顔と根拠無い元気を持った、スーパーポジティブ感】
割と普通。いや、突然こんなことを言ったらまるでディスっているように思われるかもしれないけど、そうではないです。ATLANTIS AIRPORTは2013年の12月にライブ動画についてレビューした(現在は動画がなくなってますけど)んだけ ...