secondrate『回想電車』【ズルいけど、音楽はすごいよなあ】
普通に泣く。泣くよな。別れることになった彼女を駅まで送っていってそこでお別れで、別れを惜しみ哀しむ男の側の歌。なんでこんなことになったんだろうと苦しい胸の内を吐露する男。でも歌詞をよく読むとこんなことになったのは男の側の優柔不断という ...
BRADIO『LA PA PARADISE』【そのうちにライブ観に行ってみたい筆頭格だ】
おお、このファンクというかディスコというかモータウンというか、軽快なサウンドと歌唱すごいねと思うけど、じゃあこのBRADIOがファンクなディスコなモータウンなバンドなのかというとまったく違う(違うと断言するのもちょっと違うが)。どロッ ...
ネクライトーキー『タイフー!』
【チープとチープとチープとヘビーの絶妙のバランスがイイ!】
台風が日本を横断していったのがつい数週間前。直撃したところ、ぜんぜん擦りもしなかったところ、いろいろあるでしょうが、僕のところは息子の運動会が中止になりました。いやそんな程度のことなら翌週やればいいだけのことで、亡くなった方やそのご家 ...
amazarashi『つじつま合わせに生まれた僕等』
【表現者と表現の、過去と現在】
突き刺さる言葉と突き刺さらない言葉には何の違いがあるのだろうか。amazarashiの言葉はデビュー当初から際立っていて、最初に聴いたときから詞を書く秋田ひろむの意志が明確に現れていた。『無題』という無名の画家のストーリーを描いた歌は ...
長靴をはいた猫『勿忘草』
【女性の情念に埋め尽くされた内面の在り様を見事に表現】
なんかスゴイなこの情念の固まりって感じの曲。シンプルな言葉が連なる歌詞の破壊力というか、こんなに想われるとちょっとキツいなという感じもあるが、じゃあ本気の好きっていうのは概ねこんな感じのはずで、そういう意味では情念の固まりというよりは ...
エドガー・サリヴァン『Fight at Tokio』【誰からの制約も受けずに頑張る姿に】
ロックだとかなんだとか、そこに込められた魂だとかいくら言ってても、結局表現がカッコよくなければ何の意味も無い負け犬の遠吠えだったりする。このエドガー・サリヴァンの歌にもビデオにもそういった遠吠え的な部分がまったくなくて、カッコいいもの ...
銀杏BOYZ『骨』【朝ドラのイメージでここに入っていっていいのだろうか??】
ひよっこに出演してすっかり全国区になったな峯田、いや、なってしまったな峯田。公共の映像電波に出てはいけない人のひとりだと思っていたのに、よりによってNHKの朝の看板番組に出ちゃってしかも大人気。これで良いのか本当に。ひよっこでファンに ...
およそ3『だいたいの曲は似ている』
【誰に理解してもらえるのかわからないけど、名曲です断言します】
広島の怪バンド、およそ3のこの曲。イイっすね。コンセプトとしては岡崎体育の『MUSIC VIDEO』の楽曲版といったところか。そういっちゃうとなにか二番煎じみたいに思われるかもしれない。また、ビデオの似ているパターンというのはシロウト ...
林青空『光』【背景がどうだとか手作りがどうだとか、そんなことどうでもよくてシンプルに好き】
この人についての情報はほとんど知らなくて、Twitterのプロフィール欄にあるオフィシャルHPが現時点でドメイン切れしているようで、こういう場合既に事務所などが決まっててそちらでの公式を準備してるところという可能性と、完全個人でやって ...
午前3時と退屈『海を見ている』【表面上の個性から体内の骨のような真の個性へと脱皮】
どんよりとした曲調と歌いっぷりが特徴の午前3時と退屈。冒頭のベースとギター単音弾きで展開していく演奏が、シンプル故なのか曲調のどんより感を更に増していき、その後の演奏がよりロックバント的な音になっていくにもかかわらず、それ以上の破壊力 ...