玉置浩二『花束』
【感情を120%溢れさせながら歌うパフォーマンスで今も新曲が聴ける喜び】
玉置浩二という人はそのエキセントリックさでもつとに目立ってて、そのエキセントリックさは長渕剛、宮本浩次といったあたりとともに横綱級だと個人的に思っている(本当にすみませんすみません!)のだけれど、そんなにエキセントリックな3人にもう1 ...
プールと銃口『SUMMER KILLS ME』
【男男女女4人ボーカルバンドというのは初めて見た】
なんかこれスゴい。メイン男性ボーカルギターが歌ってるところにもうひとりの女性ギターがボーカルとしてクロスしてくるから、ああ、これは混声ツインボーカルバンドなんだなと思ってたら、ベースも歌い始めて、そしたらドラムも歌いだす。おいおいこれ ...
sumika『Lamp』
【こんなに能天気な印象の曲が人の心を鼓舞してくれるというのがすごい】
昨年末くらいにテレビをつけてたらいきなりsumika出てきてた。高校サッカーの事前宣伝的な番組で、sumikaのメンバーが高校生サッカー選手と話をしてた。なんかシュールで面白かった。sumikaが高校サッカーの応援歌として『本音』を提 ...
polly『Slow Goodbye』
【自分自身が大切なものを忘れてしまうのは何故か】
栃木県宇都宮市出身のロックバンドと、タワレコのアーチストプロフィール欄には書いてある。彼らに関して具体的に書いてあるのはそのくらいで、彼ら自身のwebサイトにもSNSのプロフィール欄にもジャンルなど具体的なことは書かれていない。楽曲に ...
松任谷由実『Hello,my friend』
【SNS時代の、春は別れの季節】
春は別れの季節。卒業によって半強制的にそれまでの人間関係から切り離される。今ならば、SNSでつながってさえいれば連絡を取り合うこともできる。無理に連絡を取らなくても、相手が投稿し続けてさえいれば近況を知ることができる。しかしそんなSN ...
TOMOO『ロマンスをこえよう』
【こういうグッとくるバラードにこそ将来性を感じてしまう】
2年前に取り上げたTOMOOのバラード。このところインスタの更新が頻繁だなあと思っていたらシングルがリリースされたとかで、その『HONEY BOY』という曲は思いっきりなポップナンバーで、ああ、こういうのやるんだなと思いつつも、悪くな ...
レイラ『ふたりのせかい』
【不安の中の幸せという今の時代に決定的に必要なもの】
軽快なギターリフから始まるこの曲が、先に進むにつれてどんどんと壮大な印象に変わっていく。しかし一般的に壮大な印象を与える曲に共通している重さというものが一切無くて、心地良い。「世界が終わってしまっても」という歌詞には世紀末的な終末感が ...
さよならポエジー『pupa』
【正直に、弱さも見抜き、その上で強くあろうとする。そんな誠実な態度】
年度が代わり、子どもたちは卒業したり、進級したり。何歳になったらこのくらいのことが出来るようになるものとして一律に決められたカリキュラムにそって通知表が渡されたりする。人はそれぞれで、成長のスピードも得手不得手もそれぞれなのに、一律に ...
マチーデフ『I’m Reading Air』
【映像の設定自体がこの曲のコンセプトをそのまま体現しているようで面白い】
めっちゃイイ。面白い。このハードロックなサウンドと映像。ロン毛(?)の2人がどこかの山だか高原だかでカッコつけて演奏する。気分はB’zなのだろう。誰が何といおうとB’zなのだろう。曲が始まる前に控え室みたいなところに入ってくるマチーデ ...
宇多田ヒカル『One Last Kiss』
【ティーンの人たちがこのMVを、曲を、どんな風に感じるのだろうか】
知らない間に宇多田ヒカルもデビュー20年をとっくに過ぎていた。オッサンだからデビュー当時の鮮烈な印象は今もってまったく褪せていないのだけれど、それはデビュー作がバカ売れして、ミリオンが当たり前だった当時であってもその売れ方がちょっと尋 ...