シンガロンパレード『君も歩けば僕に当たる』【タイトルの意味性を超えたところにある音楽の素晴らしさ】
君も歩けば僕に当たるというタイトルはいかにも意味ありげな雰囲気がプンプンしているけれども、そこの意味性にとらわれすぎるときっとこの曲の良さを見失う。京都出身の彼らシンガロンパレード、初期の鴨川ストリートの映像がYouTubeにアップさ ...
古内東子『Enough is Enough』【足るを知る。そう簡単にいけば苦労などしない】
デビュー25周年の古内東子。それにしてもずいぶん久しぶりのリリースとなるオリジナルアルバムがつい先日、そしてベストアルバムが来月リリースと25周年イヤーにふさわしい展開になってきた。この久しぶりの間に結婚出産をされている様子。1990 ...
ank『ひとりじゃないんだぜ』
【音楽そっちのけでビデオに魅入ってしまって、ちょっと反省】
メチャ大作。この手作り感溢れるMV、冒頭の「まこと0才」がまったく0歳じゃなくてちょっとグロいが、そこを乗り越えてしまえば細部のリアルをまったく省いた大道具小道具が逆に感情移入させてくれる。リアルにしようと頑張ったところでできるわけな ...
なきごと『メトロポリタン』【歌よりギターが何倍も目立つべき音楽だってあるんだよ】
最初聴いたとき、ギターとボーカルがぶつかってるなと感じた。イントロから甲高い音色のギターが小気味よく鳴ってて、歌が始まるとギターリフは一旦消えてドラムとベースのみの上にボーカルが載る。しかしAメロ1周終わるとリフがまた入ってくる。リフ ...
THE BOY MEETS GIRLS『サマータイムマシーン』【音楽フェスは30年前の夜行バススキーだ!】
フェスってなんなんでしょうかね。思うに、なんか行っとかないとダメっしょみたいな、そんな感じのイベントなんでしょうかね、知らんけど。30年前なら夜行バスで行くスキーみたいな。別にスキーがしたくてしたくて仕方ないわけじゃないけれど、友人た ...
レイラ『Emma』
【この終始不機嫌な雰囲気のボーカルが妙に心地良い】
この終始不機嫌な雰囲気のボーカルが妙に心地良い。失恋したあとのまだ後をひくように残る想いが綴られた歌で、元に戻りたい気持ちとどうせ元に戻れないんだからしゃーねーなという気持ちが交錯しつつ進行してて、で、結局どっちなんだよと聞きたいけど ...
歪-HIZUMI-『さよなら』【綺麗な音で構成される楽曲というのはそれだけで心地良い】
ひとつひとつの音がとても綺麗。バンドの名前は歪なのに。綺麗な音で構成される楽曲というのはそれだけで心地良いものだ。冒頭の鍵盤の軽やかな響き、そこに入ってくるAORかメタルかと思わせるようなギターの音色。歌詞は「なんて汚い場所だ」という ...
佐野元春『YOUNG BLOODS』【個人的にはこの若くてエネルギッシュな元春が断然好き】
先日なにかのテレビ番組のBGMで佐野元春が流れてて、感じとしては洋楽が流れてるような雰囲気なんだけれどもやっぱり佐野元春。その曲が佐野元春だと知ってるからわかるのであって、知らなくて気にしてなければただの洋楽という印象で流れてしまった ...
CUICUI『さよなら神経』【独特のグルーブ感に身を委ねるように楽しむというのが】
なんかカッコいいぞ。この数年J-POP(?)の世界にはアイドルグループがはびこってて、その影響なのか美形女子ボーカルのバンドも増えて、男ばかりのバンドはMVにモデル女子(?)を使って本人は出てこないような事態も増えて。オマエらそんなに ...
のっぺら『うそなき』
【正しい方向にグニャグニャ曲がりながら育っていって欲しいなあ】
おとといの北沢東京さんのレビュー、小棚木もみじがすごく良くて、ぶっ壊れてんな〜、すごいな〜、すごいな〜、こういう壊れてる人好きだな〜と思ってたら、その関連動画のところにこのライブ出てて、お、バンドもあるのか観てみようということで観てみ ...