THE INCOS『生きろ!』
【奥に秘めている真実のような綺麗さを知りたい】
突き抜けていると思う。この曲はとてもシンプルながらも勢いのあるロックナンバーで、ライブで演ればとても盛り上がることだろう。しかしながら何度も聴いているとボーカルの歌は決してリスナーを煽るような前へ前へ的なものではない。画面にはドアップ ...
bokula.『HOPE』
【聴いてると勢いを感じて高揚してくる、まさにロックの要件そのもの】
勢いがあるロックナンバーというのはとにかく心地いい。バンドそれぞれに想いも考えもあるだろうし、その結果表現されるものというのはさまざまでどれが良いみたいな順列は付け難いのだが、それでもやはり結果の表現にはバンドの何かは現れるはずで、こ ...
akagane bridge『藍色の季節』
【全体的にチャーミングなポイントが溢れてるMV】
このMV好き。音楽がとか、バンドがとか、そういうこととは関係なし(評価していないという意味ではありません)に、このMVが好き。どういうことかというと、この浜辺で演奏しているシーンを撮影しようと思い立ってから、実際に浜辺まで楽器を持って ...
(夜と)SAMPO『ノストラダムス』
【彼らが持っている本物性に誰もが気づくだろう】
声が、とても引っかかる。この曲はミディアムテンポの、どちらかというとバラードに入れてもいいくらいで、あまり毒も棘もない感じの曲で、MVでもほとんど動きもなくて、お嬢様的な雰囲気の衣装で静かに歌っている。だからどちらかというとアイドル的 ...
森山直太朗『どこもかしこも駐車場 feat.ハナレグミ』
【この異様な状況下の今を軽やかに乗り切ろうとしている様子が感じられる】
ウケる。タイトルの「どこもかしこも駐車場」というフレーズをただ繰り返すばかり。日本でも歌唱力表現力があると一定の評価があるはずの森山直太朗とハナレグミ永積タカシの2人がこのバラードを情緒たっぷりに歌い上げる。この動画が公開されているの ...
伊津創汰『はっぴーえんど』
【音楽の力ってすごいなと、改めて実感させられた】
シンプルに爽やか。歌詞の出だしはストレスフルな日常への不満をずっと繰り返していて、もっと心がどんよりとしてもいいはずなのに、そんなふうにはまったくならない。まさに、曲の力、音楽の力を見せつけられる想いだ。イントロからのハーモニカの音が ...
YeYe × BASI『おとな』
【自由に形を変えつつも、芯のところは譲らないのだなあ】
YeYeのことを最初にレビューしたのが2014年のことで、その時は本人が不思議な踊りを披露しながら歌うというMVで、ワンショットで撮影されていて妙にライブ感があって、生々しい印象があった。生々しいと同時に浮世離れしたふわふわ感も漂って ...
TRIPLANE『東京』
【今こそより必要性を増している、優しい歌】
いいな。TRIPLANEの歌はどれも沁みる。だがこの『東京』は特に沁みる。思えば10年とちょっと前に東京を離れて京都にやってきて、以来その場所は住んでた頃よりも特別な場所になっていった。そもそも憧れて行った場所だ。そこから離れることで ...
KOWAREMONO『SILENT』
【全部自分で弾いているのだよといわんばかりの、ギタリストの地味なアピールポイント】
ミュージシャンの自宅スタジオと思われる空間で演奏するMV。いや、自宅かどうかわからんけど、そこそこ狭いスペースに片山博文氏と鍵盤の女性がいて、そこにミキサーやなんやらの録音用機材が並んでいる。通常スタジオではミキサーなどの卓があるとこ ...
カミナリグモ『Witchy Girl』
【何年前とかじゃない「昔のいつか」に行ける曲】
とても暖かい気持ちになれる。と同時にどこか懐かしい。こういう音楽聴いたことあるよなあというのはもしかするとミュージシャンに対して褒め言葉にはなっていないかもしれないとビクビクしながらも、やっぱりどこか懐かしい。もちろんどこかで聴いたこ ...