HY『366日』【レビューなんてまったく不要な、名曲中の名曲】
HYの名曲のライブ映像が3月末に彼らのオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされていた。久しぶりに聴いたけれど、やっぱ良いな。HYに限らずアーチストというのは、ノれるアップテンポな曲から沁みるバラードまで様々なレパートリーを持っ ...
踊ってばかりの国『weekender』【変化の後先を別モノと呼ぶかどうかはリスナーひとりひとりに委ねるとして】
久しぶりに見た踊ってばかりの国。過去に2度レビューしたもののそこから約4年半。その時取り上げた曲も動画公開は5年半前で、ちょうど活動が滞っていた頃。それで他の曲とかバンドとかを追っていたうちにすっかり忘れてて。気がついたら下津光史の髪 ...
ペントノート『MAGIC BUTTON』
【ここではないどこか遠くで歌っている、パラレルワールドでの出来事】
どこまでも霞がかかったように手が届かないようなもどかしさがMV全編を通して拭えない。画面にはアウトラインとベタ塗りトーンのようなエフェクト、こういうの何ていうんだろう、コミック風画質に仕上げるみたいな感じのエフェクトがかけられていて、 ...
キュウソネコカミ『ギリ昭和 〜完全版〜』
【平成最後の日の、ギリ昭和】
新しい元号、みなさんもう慣れましたか? 新元号が発表されるのはまだかまだかと、カレンダー業者大変なんだよとか、システム屋さんも大変なんだよとか、いろいろ言われました。が、昭和が終わる時はもうそろそろ終わるよねとみんな思ってたのにそのこ ...
TOMOO『雨粒をつけたまま』
【もうルックスのことなんて気にせず、むしろ覆面アーチストになった方がいいのではないか】
美形シンガーソングライターのピアノ弾き語りによる1曲。感情を適度にセーブしながらも、出すべきところではしっかりと出す。その佇まいは端正なルックスとは似合わないくらいにロック。どうしてもルックスに気持ちを奪われがちだが、その本質は小谷美 ...
LÄ-PPISCH『パヤパヤ』【日本のロックミュージックにスカを取り入れた草分け的存在】
LÄ-PPISCH、初期のヒット作『パヤパヤ』をいま見ると少しばかり色モノ的なバンドにも見えるかもしれないが、当時は日本のロックミュージックにスカを取り入れた草分け的存在で、最先端で尖った音楽スタイルだった。そもそもLÄ-PPISCH ...
二人目のジャイアン『追憶の体温』【ジャイアンという名前からどんな音楽かを想像すると裏切られるよ】
二人目のジャイアンってバンド名から、あのジャイアンのもうひとりなんだから、どんな壮絶な破壊力のある音程を外した歌なんだろうかと、そりゃ想像しますよ。でも、聴いてみたらそんな想像とは真反対と言っていいほどの綺麗な歌声。バラードを切々と歌 ...
Actless『スーパースター』【駆け抜ける一発撮りMV。結構すごい映像ですよ】
若手バンドのMV。一発撮りで制作されたらしい。街中をとにかく突き進む動画で、歌詞の内容ともフィットしててとてもイイ。それにしてもこのビデオかなりすごいと思う。なにより画面が揺れてなくて安定している。安定する映像を撮るために車とか自転車 ...
ラッキーオールドサン『旅するギター』【自分たちなりの幸せの形を宣言している旅するギターの2人】
ほのぼのとしていてイイね。旅するギターというタイトルのMVで2人がツアーで各地を回る旅先でのさまざまなシーンが次々と映し出される。京都や大阪、神戸といった関西でのものが多いように思えるが、全部の場所を特定できるわけではないし、特定する ...
男闘呼組『DAYBREAK』【元○○にしがみつくより、今を懸命に生きることが大切なのだろう】
1ヶ月ほど前のレビュー、桜庭龍二が数日前にデイリーアクセスランキングの1位に。桜庭龍二といわれても誰なんだと思う人も多いかもだが、これは男闘呼組の高橋一也(現在は和也)のこと。今となっては男闘呼組さえ「誰?」という人も多かろうが、1ヶ ...