ゆいにしお『DAITAI』【彼女の歌が、不安を抱えたすべての若者にとっての指針になるだろう】
うわあっ、ゆいにしおのイメージが変わってる!! 最初にレビューしたのが2017年の暮れ。オフィシャルサイトのバイオグラフィでは1997年生まれとなっているので、その時で20歳。「タッチミー」と繰り返す曲のリズムも発音もコケティッシュで ...
湯木慧『バースデイ』【静かにそして奥底から小さく響くような佳曲】
静かにそして奥底から小さく響くような佳曲。整っていると思う。個性的で整っている。なんでこんなに整っているんだろうと思う。不思議に思う。白い皿に載せられた料理を食べる人。いろいろなものが供され、それをひたすら食べる。周囲にはいろいろな人 ...
およそ3『およそ3から大事なお知らせ』【テイストこそ違えど、表裏一体のメッセージソング】
1ヶ月前におよそ3の『ヘッドホン・ガール』という曲についてレビューしたところ、ファンの方と思われる方から「このレビュー面白い!」という感想をいただいて、その上で「新しいMVも公開されたのでそちらもレビューしてください」というツイートを ...
Spice Girls『Who Do You Think You Are』【再結成で盛上がっててすごいなあ。全世界ツアーとかもやっちゃうのかなあ】
スパイスガールズが再結成でイギリス国内ツアーを実施中。本日6月15日が最終公演で、ポッシュ・スパイス(ヴィクトリア・ベッカムのこと)は不参加ながらも、大成功を収めているという。大成功を受けてワールドツアーの話も持ち上がっているとか。い ...
CHERRY NADE 169『パステル』【歌の基礎力の高さが生み出す、元気出る曲】
なんだか元気が出る。ラップのようなAメロBメロで、とても軽い印象で曲が進んでいくが、サビからのラップとはまったく違う歌。ここが実に力強い。その力強さが元気を出させてくれる。力強い歌だから全部元気をもたらしてくれるわけではなくて、この滝 ...
otter hangout『閃光』【このバンドはカッコいいです。曲がカッコいいです】
カッコいいぞ。ルックスはというと然程でもない。というか、ギターボーカルあやかすの表情は少々怖いくらい。女性メンバーによるバンドをガールズバンドとかギャルバンとか呼ぶけれど、そして便宜的に僕も使うけれど、なんかそういうの好きじゃない。男 ...
chick in wisteria『いつまでも』【会えるうちに会っておきたいじゃないか。親友なんだから】
人の出会いは突然なのが普通で、ある時偶然に半強制的に同じクラスに放り込まれて、席が隣になってしまったヤツといつの間にか親友になってしまう。いや、隣の席になったからといって誰とでも親友になれる訳ではなくて、特別に波長が合うとか、何かの作 ...
平田クミ『あたりまえ』【怒ったり泣いたり、素直な感情表現を、あたりまえに】
あたりまえって何ですかね。毎日毎日ひとつひとつの行為を考えながら行動してなどいないから、なんとなくこれがあたりまえとか、常識だからとかで生きているのが普通。でもその自分の中のあたりまえがよくよく考えてみるととんでもないことだったりする ...
阿部真央『答』【自分そのものの価値への格闘の見本のような「答」ともいえる曲】
阿部真央のデビューアルバム『ふりぃ』を聴いて以来ファン。インパクトがあったし、強い心を感じた。10曲中もちろんほとんどはバンドアレンジの曲だが、「デッドライン」「情けない男の唄」の2曲がメジャーアーチストのデビューアルバムとしては異質 ...
3markets[ ] 『社会のゴミカザマタカフミ』【社会不適合の側からの真実】
言葉が速射砲のように迸る。そのすべてが人を否定するための強い罵倒に満ちていて圧倒される。不安を人様にメイキングって一体なんなんだ。ゴビ砂漠よりも乾く心ってどんだけ乾いてんだ。ゴビ砂漠に行ったことないけど絶望的な気分にはなるよ。「オレは ...