tiny yawn『firefly』【技術の進歩、機材の変化をリアルに感じさせてくれる、風変わりな映像】
映像として面白いなあ、上手いなあと感心する。アコギの胴の穴の中(こんな言い方で良いんだろうか?)にカメラをセットして、弾いている指を見せている。その向こうにいる女性のうしろ姿があるけれど、あれがボーカルなんだろうか。そうだよな、多分そ ...
ヌレセパ『寝ぼけ眼に夢の跡』
【なんか不思議。何が不思議なのかさえわからない不思議さ】
なんか不思議。何が不思議なのか、不思議の定義は一体何なのか、そんなことを考えてみても答えには到達できないだろうなと思える感じの不思議さ。フワフワとしたテイストの徹底した力の入ってなさ。ボーカルのエモトモエさんとギターのエモトヒロさんは ...
SUPER BEAVER『ひとりで生きていたならば』
【今はどんな形でもどんな規模でも良いから】
SUPER BEAVER再メジャー契約、その第1弾シングルが先週リリース。喜ばしいニュースがある一方、ほぼすべてのアーチスト同様に彼らの15周年を記念したツアーが延期。シングルリリースはずいぶん前から決まって準備も進めてきただろうし、 ...
キャラメルパンチ『素晴らしき日々』【旧いけれど大切な曲をいつまでも大切なまま持ち続けている姿】
わかる。めっちゃわかる。何事も野球に例えて話をしたくなるという気持ち。どこにでも野球少年というのはいてそこからプロ野球選手になれればいいけれどほとんどは部活のレギュラーにもなれず、レギュラーになれても地区予選の途中で早々に敗退して野球 ...
GOOD TIMES ROLL『銀世界』【未来に希望を持って頑張ってもらいたいなと思わせてくれた熱唱】
この熱唱が好き。このバンドのことはよく知らないし、現状このMVの再生回数やTwitterのフォロワー数などを見る限り、まだ有名なバンドということではないのだろう。しかしそんな知名度とかどうでもいいことで、知名度が上がる背景にはプロが仕 ...
ROTH BART BARON『けもののなまえ』【音楽は一時的な逃避を僕らに与えてくれるのではないだろうか】
イントロのピアノの音が心地良い。こういう音を出せるバンドがいたんだなあと嬉しくなる。いや、たくさんいるのかもしれないけれど、ただ僕が知らないだけで。そこから続く女性ボーカルの声。そして交代するように歌い始める男性ボーカルの声。どちらも ...
やくしまるえつこ『わたしは人類』
【たとえ絶滅しても自分にはこれがあるから大丈夫】
相対性理論のやくしまるえつこ、昔よく聴いたなあ。昔って、まだ現役なんだけれど、バンドとしての活動はもはや限定的で、個々の活動が今ではメイン。中心的メンバーという言い方はどうかとも思うけれど、ボーカルのやくしまるえつこのソロ活動も並行し ...
sachi.『ミライヘ』【すべての悩みに寄り添ってくれる「自由で良いんだよ」】
子どもを持つ親として、なにかしらの導きは義務なのではと思う。放置して良いわけはないし、放置しないのであればなんらかの指導を、教育を、すべきなのだろう。だがそれを一歩間違えば虐待と呼ばれている何かになる。子どものためというマジックワード ...
SLASH LYRIC『GoodBye』【それでも前に進むんだという決然とした意志のようなもの】
長野県の平均18歳のバンドのMV。長野市内なのだろうか、どこかの町を4人でズンズンと歩いて行く、そのうしろ姿を追っていく映像。けっして振り返ることなく歩いて行く。
きっと会えるよまたここで
GoodBye ...
ES-TRUS『君がいて』
【サウンド的な個性を保ちつつこのボーカルを前面にきっちりと押し出していった先に】
ハードロックだ。彼らのHPにはエモーショナルロックバンドとあるけれど、確かにエモーショナルを掻き立てる力はあるけれど、エモと呼ばれる一連のジャンルとはあきらかに一線を画している。そんなジャンル論なんてどうでもいいじゃんという意見もある ...