The Drums『Blood Under My Belt』【激動の日々を経た復帰作は、原点回帰の軽やかサーフポップ】
約2年半ぶりのアルバムが発売されたばかり。デビュー当時からメンバーが徐々に減っていき、結局、二人プラスサポート体制に落ち着いた、というここ数年の認識だったが、もはやJonathan Pierce一人のプロジェクトになったようだ。前作の ...
At The Drive In『Hostage Stamps』【「童貞ちゃうわ!」の空耳で知られる彼らが、パワー全開の新曲発表】
昨年のサマソニ特集記事でも触れたが、タモリ倶楽部の空耳アワーでの個人的な史上最高作品は、彼らの「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ」だ(Sleepwalk Capsulesという曲。未見の方は検索してご覧になってほしい)。彼らの曲が広く知ら ...
The Big Moon『Sucker』
【ロンドンから、強烈な個性を持ったガールズロックバンドが登場】
ガールズロックバンドと聞くと、やたら激しい曲と圧巻のライブパフォーマンス、という印象がある。だがロンドンのこの四人組はそんなイメージを軽くはみ出すほどの魅力を放つ。ミドルテンポで印象的なギターのリフで展開する曲調は一辺倒ではなく、何度 ...
Vulfpeck『Animal Spirits』【なぜ日本語訳つき? 謎多きバンドが放つ、圧倒的なポジティブさ】
ファンク全開! ひたすらハッピーになれるノリノリな曲だ。なぜ日本語訳つきのPVなのかは疑問だが(しかも訳の微妙さ!)、これは日本のみ、配信でなくCDで発売され、それに対する彼らなりのリアクションなのかもしれない。あるいは来日の布石と考 ...
Wavves『Million Enemies』【いつもと違うミドルテンポの曲調がクセになる】
へろへろで騒々しく、甘酸っぱいくらいにポップ。それがWavvesの真骨頂である。そのローファイ的溌剌さは、いつだってこちらの気持ちを若返らせるような(そう言う時点で若くないわけだが)エネルギーがある。そんな彼らの新作が発売されるという ...